「セックスの相性」は男女で同認識なのか

※イメージ画像 photo by nfotodo Mexico from flickr

 仕事関係でも友人関係でも、自分が「この人とは仕事しやすい」「この人とはうまが合う」と感じている相手は、向こうも同じように思ってくれていることが多い。逆に、自分にとって「この人とは仕事しづらい」「この人とはうまが合わない」と感じる相手は、向こうもそう思っているものだ。お互いさまというやつである。これが、恋愛になると話は別。自分が好意を持っている相手が、必ずしも同じ思いとは限らないし、好きでもない相手から好意を持たれることもある。なかなかうまくいかないものだ。

 では、セックスではどうだろう? 先ごろ、筆者の元にひとつの相談が寄せられた。「現在のパートナーとは、セックスの相性がとてもいいと感じている。こういう場合は、相手側も『相性が合う』と感じてくれているものなのか?」(30代女性)

 まず、セックスにおいて「相性」という概念が存在するか否かについて。様々な考え方があるだろうが、筆者は「ある」と断言したい。筆者の友人女性で、セックスがどうにもこうにも好きになれない者がいた。彼女の経験人数は25歳の時点で5人。そして5人目の男性と結婚したのだが、その男性に対しても、「性格的な相性はバッチリだが、セックスの相性は合わない」と感じていた。数年後、彼女はひょんなことから浮気をする。その浮気相手の男性とのセックスがあまりにも良かったことで、彼女は「今までは、たまたまセックスの相性が合わない人とばかり巡り合っていただけなのだ」ということに気付いたとのこと。こういった話を聞くと、「やはりセックスに相性という概念はあるのだ!」とうなずける。

 真逆の考え方もあるだろう。「やることは一緒なのだから、相性云々という概念はない!」という人もいるはずだ。一般男女から意見を募ったところ、「回数を重ねることで(相性が)合ってくることもあるはずだ」という声が挙がった。そういえばテレビドラマでも、初回はつまらなかったが、2回目以降からどんどん面白くなってきたということはしょっちゅうだ。しかし、セックスとテレビドラマは別物ではないだろうか? 回数を重ねることで相性が良いと感じるようになったというのは、お互いの歩み寄りであって、「相性」ではない気がする。そう、相性とは、後天的なものではなく、先天的なものである。むろん、互いに歩み寄ってセックスを良くするのは悪いことではないが。

 さて、本題の「セックスの相性は、お互いに同認識なのか?」という点。ほとんどの人が、「相性が合うと感じる相手とは長続きするし、合わない相手とは1回きり(もしくは数回)で終わる」と答えた。どうやら、自分にとって合う相手は向こうも同じ気持ちで、合わない相手は向こうも合わないと思っているようだ。

 ただしすべてのケースにあてはまるわけではない。ポイントは経験値だ。双方これまでのセックス経験値が同じくらいなら、「セックスの相性は、お互いに同認識」と言い切れるが、経験値に極端な差があると、相性認識は違ってくるようだ。

 わかりやすい例を挙げると、童貞の男性が、経験人数3ケタに達するヤリマン女性とセックスした場合をご想像いただきたい。童貞男性はさぞや満足するだろうが、ヤリマン女性は物足りなさを感じるだろう。芸能人でも、格差婚したカップルがうまくいかずに別れるケースが目立つが、セックス経験値の格差も、差がありすぎるのは考え物のようだ。

 以上を踏まえると、経験値が概ね一緒の相手に対して「相性が合う」と感じたら、向こうも同じ気持ちだろう。しかし経験値に大差がある相手に対して「相性が合う」と感じた場合は、相手は「合わない」と感じているケースもある。

 「相性が合わない」と感じたら、経験値は同じという条件は満たしているが相性が合わないケースと、経験値に差がありすぎるために合わないと感じるケースがある。

 前述の30代女性からの質問に対しては、「パートナー男性との経験値が同じくらいであれば、相手も『相性が合う』と感じているだろう。ただし、相手男性が千人斬りのサオ師で、貴女が片手で数えるほどの経験値しかない場合は、相手男性は『合わない』と感じているかもしれない」という答えになる。ご参考にしていただければ幸いだ。
(文=菊池 美佳子)

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