板野友美「卒業」と指原莉乃の「復帰」!?  AKB48次のサプライズは

※画像:板野友美/ついに念願のAKB卒業!?(C)AKS

 今年も残すところあと2カ月半。「来年のことを言うと鬼が笑う」というが、すでに来年の手帳やカレンダーを買った人もいるだろう。Amazonでのカレンダー売れ行きランキングでは、2013年度版も相変わらずAKB48がダントツの人気だ。今回は付録に“神パンツ”(※記事参照)がつくとあって、話題性も抜群。しかし何かと“サプライズ”の多いAKBだけに、すでにこのカレンダーに登場する“カレンダー選抜”の面々からいろいろと来年の動きを予想する声も多く出ている。

 2013年度のAKBカレンダーで堂々の最前センターに配置されるのは総選挙ナンバーワンの大島優子。その両脇をSKE48のセンターでAKBチームK兼任の松井珠理奈と、AKB48グループ総監督の高橋みなみが固め、両端に柏木由紀とHKT48へ移籍したはずの指原莉乃。そのほか、篠田麻里子、小嶋陽菜、渡辺麻友、NMB48でチームB兼任の渡辺美優紀、じゃんけん大会で優勝した“次期エース”島崎遥香、川栄李奈、加藤玲奈の合計12人が表紙を飾ることになるようだ。

 川栄と加藤は、指原莉乃の新譜「意気地なしマスカレード」(avex trax)にもバックダンサーユニット「アンリレ」として参加しており、気鋭の若手メンバー。特に川栄は、テレビで同曲を披露した際、歌う指原を差し置いて、まるでメインのようにセンターポジションで踊る姿で視聴者を驚かせたほど推されているメンバーだ。高校3年生にして小学生のようなロリフェイスながら、ソロでマンガ週刊誌の水着グラビアと表紙を飾るなど、「島崎や松井珠理奈を隠れ蓑にしてアンチに叩かせつつ、運営側は川栄を次期エースとして着々と育てている」(週刊誌AKB担当記者)というほどである。

 ちなみに昨年は、まだ在籍していた前田敦子はもちろんのこと、海外移籍となった宮澤佐江と高城亜樹、SKE48の松井玲奈がおり、その年の選挙結果で12位までにランクインしたメンバーだけが登場するというかたちになっていた。だが今回は、総選挙で8位だった板野友美がいない。また、12位の河西智美と、11位の宮澤、10位の松井玲も不在で、総選挙12位以内の4名が外れた。代わりに19位の渡辺美、23位の島崎、圏外だった川栄と加藤が入った格好だ。この“カレンダー選抜”に違和感を覚えたファンは少なくなく、一部では板野友美が来年早々に卒業を発表するのではないかとも言われている。

「10位~12位の三人が外れて、運営側が押したい新鋭をねじ込むのは、世代交代を標榜している今、当然の流れだとは思います。しかし固定ファンがついていて人気の衰えない板野を外すのは意外で、何か理由があるのではとファンが邪推するのも無理はない。実際、板野は前田よりも昔から『早く卒業して安室奈美恵のようなソロアーティストになりたい』と訴えていたので、前田が無事卒業できた今、次は板野の番と考えていいでしょうね。年内はもう握手会とチームごとの全国ツアーくらいしかイベントがないので、年明けのリクエストアワーで早速卒業発表、という可能性もあります」(前出・週刊誌AKB担当記者)

 板野はソロでシングルを3枚出しているが、リリースペースは速くなく、また作詞を担当する秋元康も現在は新劇場公演の準備に追われていて派生ユニットやソロ用の作業に手が回らない状況だという。前田のように女優業を望んでいるわけでもないため、焦って卒業しても仕事がないという悲惨な状態になってしまうかもしれない。

「卒業後は、秋元康の手も離れて、別のプロデューサーについてもらって歌手活動をするようですよ。しかし今や、握手会商法のAKBとジャニーズ関連グループ以外はとにかくCDが売れない時代なので、AKBという看板をなくして独り立ちしても、やっていけるかどうかはわからない。本人もそのへんは不安に思っているはずです。それでも、AKBにいるよりは、ソロで自分の力を試してみたいんでしょう。卒業すれば恋愛も解禁になりますしね」(前同)

 また、カレンダー選抜には、SKEやNMBとの兼任ではないにもかかわらず、HKTの指原が入っているが、これについても一部では「HKTから本店に復帰させるつもりなんじゃないか」との憶測が広がっている。ただ昨年、SKEの松井が登場していることからも、AKBカレンダーだからといってAKB本体のメンバーに限定した選抜ではないため、その点については可能性が薄いと見られる。というのも、HKTに移籍したとはいえ、指原は移籍前とまったく同じようにAKBグループの代表メンバーとして活躍しており、わざわざ本体へ戻すメリットがない。さらに、夏の東京ドーム公演で新たなチーム編成を発表したばかりのAKB本体は、目下、新劇場公演の準備中であり、今さら追加人員を増やす必要もない。

 いずれにしろ、たかがカレンダーひとつで、AKBの来年の動きについて喧々囂々の議論が起きるほど、AKBグループの一挙手一投足は注目を集めているということだろう。

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