ブラザー・コーン釈放で反撃開始? 元マネジャーに「ハメられた」の真偽は

※イメージ画像:『DA BUBBLE GUM BROTHERS SHOW~多力本願~』
NAYUTAWAVE RECORDS

 暴力団の名前を挙げ、元マネジャーを脅したとして6月12日に逮捕されたミュージシャン、ブラザー・コーンこと近藤信秋(56)。7月3日、立川区検がコーンを暴力行為等処罰法違反の罪で略式起訴、コーンは立川簡易裁判所からの略式命令を受けて、罰金20万円を即日納付し、釈放された。

 起訴状によれば、コーンは今年5月、元マネジャーに対し「おまえ、やられてもしょうがないだろ。命とりにいかれるぞ」などと実在する暴力団の名前を挙げ、電話で脅したとされている。釈放後、彼はグレーのスーツ姿で報道陣の前に姿を現し「酔っ払って、社会に反する暴言を吐いたことをおわび申し上げます」と謝罪したが、「私は暴力団との付き合いはまったくしておりません」と改めて暴力団との交際について否定した。

 さらにこの日、個人事務所と、コーンの代理人を務める弁護士が連盟でコメントを発表し、元マネジャーの証言の一部を否定したうえ、逮捕の経緯について改めて説明。それによれば元マネジャーの解任理由は「『コーンが薬物をしている』と虚偽の事実を言いふらし、業務を妨害した」「女性タレントを脅迫した」など、元マネジャー自身に問題行動があったためだとしている。さらに、今回の逮捕の経緯についても、解任されたことによる逆恨みから、元マネジャーがコーン本人や事務所に不当に金銭を要求してきたというのである。

 問題となった5月の電話についても「(コーン本人が)酔っていた深夜に怒らせて暴言を吐かせ、録音するという計画のもとに(元マネジャーが)ワナをしかけたものだ」と、元マネジャーから陥れられたと主張した。そのうえで、事務所側は元マネジャーに対して何らかの法的措置を取ることも視野に入れていることを明言した。

 しかし、このコーンの言い分について、ネット上では冷ややかな意見が多いようだ。「苦しい言い訳だな」「暴言吐くにしても、暴力団の名前は普通でないだろ」など、たとえ酔っていたとしても怒りにまかせて暴力団の名前を出すことについての違和感を指摘する意見が多々見られる。

「略式命令に応じているということで、暴力団の名を出して脅したことは本人も認めているのでしょう。怒っていたとか酔っていたとかいう事情があっても、暴力団の名を出すこと自体が一般常識と大きくかけ離れている印象を受けます。近しい関係にある可能性は極めて高いのではないでしょうか。また元マネジャーが音声を録音しようと思った経緯も気になるところですよね。以前にも何か暴言を吐かれたことがあるのではないか……という可能性もうかがわせますし」(芸能ライター)

 釈放時に「この3週間を肝に銘じて、これからの人生をまっすぐ歩みたい」と語り、車に乗り込んだコーン。昨年10月に東京都で施行された暴力団排除条例を受け、芸能界でも暴力団関係者との交際について厳しい目が向けられるようになってきた。すぐに芸能界復帰というのは困難なのではないだろうか。

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