アラフィフ女性とのセックスの醍醐味

※イメージ画像:『美STORY 2010年 10月号』/光文社

 人気アイドルの母親(40代)が、10代の少年と肉体関係を持った事件に端を発してか、最近やたらと「40代女性とのセックス」への注目が集まっている。いや、人気アイドルの母親の件だけでなく、「美魔女」や「セカンドバージン」などの流行も影響しているのだろう。実際に、一般男性に話を聞いてみると、40代女性とのセックス経験がある、と答える人は少なくない。

 では、50代女性とのセックスはどうだろう。この質問に対しては、「経験がある」と答える人が著しく激減した。何故だろうか? 理由を訊ねたところ、「母親の年齢を連想させられてしまうので無意識に敬遠しているのかもしれない」「40代に比べて、出会い系サイトなどのネットを利用している50代が少ないのか、出会う機会がない」などの回答が寄せられた。
 一方で、50代女性とのセックスに魅力を感じるという者もいる。やはり、若い女性にはないテクニック面を重視しているのだろうか? だが、これに関しては個人差があるようだ。50代でも、男性経験が数えるほどしかなく、フェラチオに消極的だったり、乙女のように恥じらったりする女性も存在するのだそう。そういったギャップに萌えるということなのか。反対に、高度なテクニックを持つ50代も存在するようで、それはそれで楽しめるということなのだろう。

 また、50代女性とのセックスをきっかけに、「ローションプレイ」に目覚めたという声も。50代のセックスパートナーを持つ男性に聞いたところ、女性のほうが性交痛緩和のため潤滑ローションの使用を希望したとのこと。それまで、そういった補助アイテムをいっさい用いたことのなかった彼は、抜群の使用感に感動すら覚えたそう。「今まで、ローションを使わずにセックスしてきた期間が悔やまれるくらい!」という。しかし、ローションの併用なら、若い女性にも試せるのではないだろうか? この問いに関しては、「確かに濡れにくい若い女性もいるが、ピストン中に潤ってくるパターンがほとんど。そうなると、潤いすぎて緩く感じるので不可」という答えが返ってきた。そういえば、熟年女性をターゲットにした女性誌などでは、潤滑ローションの広告や記事を目にすることが多い。最近では、携帯用の使いきりタイプも出回っているようで、50代女性がカバンに潤滑ローションを忍ばせ、セックスパートナーとの逢瀬に臨んでいるのかと思うと、なんともエロティックである。

 さらには、「(50代女性は)妊娠の可能性が低いので、安心して楽しめる」という者もいた。これに関しては、首を縦には振りづらいところ。確かに、若い女性のほうが妊娠しやすく、高齢になればなるほど、妊娠の可能性は低くなっていく。といっても、決してゼロではない。とある50代の夫婦が、「もう妊娠することはないだろう」と、避妊せずに行為に及んでいたところ、まさかの妊娠が発覚したという話もある。夫婦間ならまだしも、そうでないなら、なおさら気を付けるべきだろう。

 なお、「50代だからといって、40代(もしくはそれ以下)の女性となんら変わりはない」と捉えている男性も。「嗜好的に熟女好きという意味ではなく、女性は何歳でもみな同じ。よって、機会があれば、50代女性とのセックスも積極的に行なっている」という。「是非とも見習いたい!」と思うか、「いや、俺は若い女性が好きだ」と思うかは、人それぞれといったところか。

 では、50代女性側は、セックスに関してどのように捉えているのだろうか? 多かったのが、「閉経」に絡めた回答である。「50歳を過ぎると、遅かれ早かれ閉経が訪れるということを意識してしまう。閉経によって性欲が下降する前に、駆け込みセックス的にヤリまくっている」という人もいれば、「閉経を過ぎても性欲はいっこうに衰えない。濡れ具合もバッチリ」という人も。逆に、「性欲はあるが、いい歳して……という理性が邪魔してしまう」という奥ゆかしい意見も聞こえてきた。

 一般的には、「オトコはいくつになっても若い女性が好き」という。男性は、女性よりも精神年齢が低いといわれているので、自分と同じ精神年齢にあわせて若い女性を選ぶ傾向にあったり、自分の遺伝子を残すには、無意識に妊娠しやすい若い女性を求めてしまう、という見方もある。しかし、「40代女性とのセックス」に関心が高まっている今だからこそ、敢えて時代を先読みして、「50代女性とのセックス」に目を向けてみては如何だろうか。
(文=菊池 美佳子)

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