長澤まさみ、安めぐみ、加藤紀子…なぜリリー・フランキーばかりがモテるのか

 イラストレーター、小説家としてだけではなく、いまや俳優としても「飛ぶ鳥を落とす勢い」のリリー・フランキー。一方では「かわいこちゃんが自ら飛び込んでくる勢い」と言っても過言ではないほど、モテモテな私生活が話題にもなっている彼。

 先日は、ドラマや映画、舞台でも共演したあの長澤まさみと、「宮古島に”婚前旅行”に行っていた」と話題にもなった。ふたりが宮古島を訪れたのは、長澤サイドの事務所担当者によると”事実”のようで、時期は昨年の9月11~13日の2泊3日。完全なプライベート旅行というのも間違いないようだが、二人っきりではなく、舞台の共演者たちも同行した”慰安旅行”的な要素が強いようだ。

 とはいえ、24歳も年下の、しかもあの長澤まさみと南の島に旅行にいける中年男……もうその段階で「羨ましいにもほどがある」ではないか。

 リリー・フランキーと言えば、過去は、加藤紀子や安めぐみとの親密交際が噂された経歴がある。なぜ、彼ばかりがこうも若い娘モテるのだろうか(加藤紀子も安めぐみも、噂にのぼった当初は20代)。

 長澤と共演した舞台『クレイジーハニー』を全公演追っかけたという、自称”リリーフリーク”の女性デザイナー(25)はこう語る。

「なぜか母性本能をくすぐられるんですよね。『私がいないとダメだわ、この人』と思っちゃうんですよ。いいえ、もちろん私はリリーさんとは面識なんてないですよ(笑)。でも勝手にそんな妄想を抱かせるほど、妙な色気が彼にはあるんですよね」

 また、リリー本人を知る芸能関係者も彼の魅力を次のように説明している。

「一見、雑誌でのインタビューや『モテキ』での役柄のように”明るいスケベおやじ”というイメージを持たれがちですが、本当のリリーさんはとても繊細な人。役柄みたいに『俺が俺が』とみんなの視線を自分に集めようとはしませんし、どちらかというともの静か。でもたまに発する言葉や表現は『さすがはリリーさん』と唸らざるをえないほど鋭いし面白い」

 控えめでいながら、存在感が漂う男。うっかり注目されてしまう中年男。そこがリリー・フランキーの魅力のひとつだというのだ。

「それだけではありません。周囲への気づかいも怠らないのです。例えばその場にいる誰かがおとなしくしていると、その人にさりげなく声をかけたりと、とにかく優しい。お店のスタッフや周囲の人がリリーさんに気づいて騒いだとしても、威圧感を出すどころか、サービス精神で気さくに話しかけたりもする。とにかくあの「さりげない優しさ」は、女性だったらグッと来るんじゃないですかね」(前出の芸能関係者)

 ただ、母性本能をくすぐる優しき中年男だったらここまではモテまい。これに「なにを喋らせても鋭くて面白い話ができる頭の回転の良さ」と「嫌味のなさ(気づかいあり&ドヤ顔をしない)」という才能が備わってこそ、若い女性に人気が出るのだ。それがなければ、やはりただの「スケベおやじ」なだけだ。セクハラトークか、モテトークか。ここの線引きを嫌味なく自然に操れる男、それがリリー・フランキーなのだと思う。
(文=島みるを)

『リリー・フランキーの人生相談』

 
あなたのようにモテるにはどうすればいいの?


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