自らのマ○コをアートにする女性漫画家・ろくでなし子インタビュー!


“カリスマMK”を手に入れるまで

T:初めてろくでなし子さんの漫画やMK作品を見たとき、エロを扱ってるんだけどエロくないというか、女性として凄く共感出来るなって思ったんです。

ろ:ありがとうございます! ヌケないエロです(笑)。

T:女性は初めて自分の陰部を見たとき、そのグロテスクさに恐怖にも似た衝撃を受けるじゃないですか。「自分の体はこんなになってるのか~!?」って。

ろ:私も、男の人ってよくこんなもん舐められるなって思ってました。

T:そもそも、ろくでなし子さんがMKに注目したきっかけは何だったんですか?

ろ:外国人の彼氏がいる友達に、外国では脱毛するのが当り前で、彼氏に「何とかしてくれ!」と言われて陰毛専門のエステサロンに行った、という話を聞いて、「そんなところがあるんだ! なら私もやりたい!」って思って。ちょうど今の彼氏と付き合い立てだったから、シメシメと。

T:シメシメ(笑)。彼は日本人なんですよね? 日本の男性はまったく毛がないと引くのでは?

ろ:いえ、その時は「僕とセックスするためにキレイにしてくれたんだ~」って喜んでました(笑)。でも、脱毛してスッキリした時、前から何となく気になってたビラビラ(小陰唇)が余計に露になって、「何これイヤだ、どうしよう~」って、いてもたってもいられず手術することにしたんです。

T:手術した後の彼の反応は?

ろ:それが、まったく気づかれなかったんです! 男の人って案外ちゃんと見てないんですね。顔の整形も同じだと思うんですけど、周りの人って他人の顔なん気にしてないじゃないですか。結局は本人の気持ち次第なんですよね。だから満足するまで延々と整形を繰り返したりする。

M:男性器も同じですよね。大きい小さい、早い遅い、とか、女性は実際そんなに気にしてない。ちなみに手術代っていくらぐらいだったんですか?

ろ:16万円くらいです。

T:それは安い方ですか?

ろ:ピンキリです。某有名クリニックだと30万円くらいするし、たとえば「自転車に乗ると当たって腫れちゃうんです」と言えば保険が適用されて6万円くらいで出来ちゃう。でも私は病院のモニターだったから少し安かったんです。その代わり、術後の写真を一定期間ごとに撮らないといけなかったんですけど。

T:MKの写真を!? それは絶対流出してほしくない写真ですね~(笑)。

ろ:実際に手術を受けた病院ではないんですけど、しらゆりビューティークリニックの院長がすごい人で、小陰唇縮小手術の症例の写真をすべて自分のブログに載せてるんですよ。

一同:ええ~!

ろ:もちろん、モニターの人から承認を得てですけど。症例としてあまり公に見せられるものじゃないから、いいお医者さんがいても、あまり知られていないのが現状でなんです。彼は自分の腕に誇りを持ってるから。

T:たしかに、手術に興味がある人にとってはありがたいですよね。自分のものと見比べたり、色々な人の術後の経過も見れるわけですから。

ろ:私もかなり参考にさせてもらいました。ただ、あの部分だから、警視庁が見せないようにしちゃったんです。

M:やっぱり。そりゃそうですよね。

ろ:でも、院長はすぐさま「権力に屈しない。パスワード式にしました」って(笑)。だから手術に興味のある人は問い合わせれば見れるんですよ。

 
“カリスマMK”が行き着いた究極のMK

T:MKに対する女性の意識って変わっていきていると実感することはありますか?

ろ:私の周りではありますね。私があまりにもMKMKMKMKって言うもんだから、それまで興味を示してなかった友達が、手伝ってくれたり、一緒に作品を作る中で自分のMKが好きになってきたって言うんです。

T:ワークショップの参加者の人たちにも同じような変化が?

ろ:ワークショップに参加する人たちはもともと自分のMKに肯定的な人が多いんですけど、型取りをサポートしながら彼女たちのものを見せてもらえるようになってから、逆に私のMKに対する考え方が変わりました。すごく可愛い女の子が(陰部が)めちゃくちゃ毛深いのを見たとき、「うわっ、エロい!」って、男の人の心理が急に分かったんです(笑)。別にビラビラしててもしてなくても、関係ないんだ! ってやっと気づきました。

T:究極のMKを追い求めていたけれども、生まれ持ったものが究極だったと。

ろ:手術してきれいになった自分のMKを”カリスマMK”って言い張ってますけど、色々な人のものを見る中で、世界一美しいMKなんてない、みんな違って、みんな美しいってことが分かったんです。

T:おお、まさに「みんなちがって、みんないい」(by 金子みすゞ)ですね(笑)。

ろ:そうです(笑)。ビラビラがなくなってきれいになったら、なんだか無個性になってしまって。型を取ったときも何か寂しいなあ、と思ったのが、デコレーションしはじめたきっかけかもしれません。今日は作り立てホヤホヤの物を持って来ました!

一同:おお! 透明だ!

 

 
ろ:はい、透明レジン(合成樹脂)で作ったんです。失われたビラビラをレースで表してみました。虫カゴに入れたらかわいいかなって。

T:おお、虫カゴの中にMKが(笑)。こちらが「デコまん」ですね。もはやアートですね~。もともと物を作るのが好きだったんですか?

ろ:はい、昔フィギュアを作ってたこともあって、材料を持ってたんです。で、こちらが「ジオラまん」です。

 

「MK女学院」その1
「MK女学院」その2
「MK盆踊り大会」

 
T:「MK女学院」(笑)! あっ、しかもライトアップもするんですね! すごい。「盆踊り大会」は仕事が細かいですね~。

ろ:盆踊りの方も、本当は提灯を灯るようにしたかったんですけど。ここ(盆踊りのステージ裏)のカップル、青姦してるんです。

ぶ:そんなジオラマがあるんだ~。

ろ:いや、ない(笑)。作ったの。

T:え~人形も作ったんですか!?

ろ:作ったというか、ちょっとかがんでる人と立ってる人を組み合わせて、色を塗ったりして(笑)。

「MK戦場」

M:尋常じゃないクオリティですよ。もはや遊びの域を越えてますよね。作っている最中が一番楽しいでしょ?

ろ:そうなんですよ。作り終えたら、正直どうでもよくなるみたいな(笑)。

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