「デザイナー・ヴァギナ」は新しいトレンド!?  シモまで美しくする女性器整形事情

※画像はイメージ画像『女性器詰め合わせビニールパック』
著:辰見 拓郎、三井 京子(データハウス)

 思春期の男性ならば合宿、温泉、修学旅行などで他人と見比べた際に、包茎や短小で悩んだこともあるのではないだろうか。早い短い臭いと3拍子が揃ってしまうと、学校の級友たちからも笑いものにされ、枕を涙で濡らす日々を過ごすことになりかねない。付き合った女性といざ性行為に至る機会がきても、恥ずかしいと頭を抱えたことがある方もいるだろう。そんな思春期男子ならば少なからず経験したことがある性器コンプレックスは、実は女性にも及んでいるという。

 ここ10年で特に女性器整形が盛んなのはチェコスロバキア共和国だ。この国では年間100件にも及ぶ、女性器整形手術が行われ、手術にかかる費用は入院費込みで平均900ドル(日本円にして7~8万円程度)。男性にポルノスターや以前に付き合っていた彼女と比べられ、自身の性器の形に対して自信が無くなり手術に踏み切るといった場合が多いそうだ。ほんの10年前までは、この手術は、深刻な先天性異常や損傷を負った女性が受けていたが、現在では、顔や胸の美容整形と同じくらいのものと考えられているようだ。

 メスを使わずにまぶたを二重にするプチ整形などがあり、整形が身近になりつつある日本でも、それは例外ではない。美容整形外科のHPなどを見ると、処女膜再生手術から小陰唇縮小、クリトリス包茎の修正、膣縮小などの女性器ケアがの案内がある。

日本では、女性器整形手術にかかる費用は、小陰唇整形手術がおおよそ30万円、クリトリス包茎の修正、膣縮小などは、60万円程度とされている。手術の内容は、小陰唇は外部から刺激を受けたことで肥大した分の幅を切り取り左右で形を整えるもので、時間は30分程度だという。小陰唇肥大は生活を送る上で物理的な接触による痛みなどがなければ問題ないとされているが、日本でもやはり性行為の際に男性からどう見られるかを考え、手術に踏み切る女性が多いようだ。その他の手術では性行為の快感にも直結してくるという。膣縮小は、膣の粘膜をはがし縮小し、改めて縫合するため締りがよくなり感度が増すと言い、クリトリス包茎修正では、固くムケなかったクリトリスの外皮をはぐことにより、今まで得ることができなかった快感を得ることが出来るようにもなるそうだ。

 女性が男性にの目を意識して、シモまで整えるというのには頭が下がる思いだが、実際これらの手術に危険性はないのだろうか。事実、膣の美容整形に関して英米の医師たちは憂慮を表明しており、オーストラリア・ニュージーランド産婦人科学会では、性器整形手術に対し、「値段が高く保証がない。また、科学的根拠がなく、臨床試験で効果が確認されていないものを行うのはリスクが高い」と指摘するなど否定的な意見も挙げられている。男性自身が女性の外見にこだわることなくありのままの姿を愛することが一番大切な気がするのだが……。
(文=明日春人)

 

日本の女性器シリーズ特別版これが名器だ

名器に入れるほどの一本じゃない。


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