元・素人専門雑誌編集者が語る「ヌードになる女達の素性」2

レースクィーンの悲しき実情「気持ち悪い人たちに笑顔で応えるのはストレス溜まりますよ」

レースクィーンのKちゃん! スタイル抜群!!

「素人モノ」のヌードを撮るためには、裏で様々な苦労がある。その一つが「声かけ」。

 街行く女のコに声をかけて、ヌードになるように頼むのだが、これが大変。断られるのはマシなほうで、シカトされる、ゴキブリを見るような目で睨まれる、罵声を浴びせられる、などなど。ナンパよりも「簡単に脱ぐと思われた」という意識が強いのだろう。なかなかハードな敵意をぶつけられる。

 そんな中で、なるべく心にダメージを負わずにモデルをゲットする方法はないだろうか。ナンパと同じで、ひたすら無心で声をかけるしかないのだが、まあそれなりに脱ぐコの共通点みたいなものはある。「オシャレじゃなく、なんだか無駄に露出している」「足が遅い」こういうコがいたら、私は100%声をかけるようにしていた。……もちろん、例外もいっぱいいるんですが。

 池袋で声をかけて捕まえたKちゃんは、ピンクのタンクトップに黒のミニスカ。風に揺られてすぐにでもパンツが見えそう。そしてゆっくりと歩いている。さっそく声をかけると、必勝法が当たり、脱いでくれることに。

 Kちゃんは正統派美女という顔立ちと、グラマーな胸を持つ20歳。普段は何をしているのだろうか?

「レースクイーンやってます」

「そうなんだ~。まあできるよね、こんなに綺麗だったら」

「いえいえ」

「儲かるんですか?」

「全然そんなことないんですよ。1日やって1万円とか……」

「えー!」

「まあ人とか、事務所とかにもよるんでしょうけど、私はそんな感じなんですよ」

「あらー」

 このコを1万円で1日拘束できるなら、俺がスポンサーになりてえなあ……と思いつつ話を聞く。

「そんな安い値段でやってるのに、際どい水着を着て立たされて、撮影会ではカメラ小僧にひたすら撮られるんです。明らかにローアングルで、股間のアップしか撮ってない人もいるのに、誰も注意しない。お客さんを呼び込むための暗黙の了解になってるんですね。正直そういう気持ち悪い人たちに笑顔で応えるのはストレス溜まりますよ……」

普段の撮影会に比べたら、こんなのちょろい?

 さらに、エロい目で狙ってくるのはカメラ小僧だけではないという。

「事務所の社長に、スポンサーの接待に呼び出されるんです。まあ、さすがにヤルのを強要
されるとかはないですけど、セクハラされても助けてくれないし、自分も加わってくるし……でも飲み会断ると仕事なくなるし……みんなが思っているより大変な仕事なんですよ」

 まあ確かに、だったらもっと高いギャラで、かつ短い時間でギャラがもらえるヌードのほうがいいというのもわかる。ダラダラセクハラされるということもないし……サクサクっと脱がせてカメラ小僧も撮れない部分を撮影させていただきました!

 みなさんも、露出していて、足の遅いコがいたら、声をかけてみるといいコトが起こるかもしれません!?
(文=郷田ゴー)

 

『キモ男に犯されるレースクイーン』

 
レースクイーンだって、けっこう大変なんですぅ


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