内部まで濡れまくっていたおかげで、一気に根元まで挿入してしまった。
「か、固いッ!」
「ご、ごめん。痛かったかな?」
「い、いいえ。少し驚いただけで全然痛くないです」
「ゆっくり動かすから、下半身の力を抜いていてね」
「はい」
まずはチンピク攻撃からスタート。しかし、先ほどまでの刺激が強すぎたせいか、マイカちゃんの反応は薄目だった。
チッ!
これがあるから道具に頼るエッチは嫌いだ。筆者のイチモツが人並み以上であればまた話は別だろうが、控えめサイズの我が愚息では道具以上の刺激を与えることは無理なのかもしれない。
ま、この小さいイチモツとの付き合いは長いので、今更嘆いたりはしない。
チンピクを続けながら手を伸ばして電マを握る。
そして「弱」状態でクリトリスを刺激してみる。
「あ、あぁぁぁ、またオカシクなりそう」
「このままゆっくりチンチンを動かすね」
「は、はいぃぃ」
スローなテンポでピストン開始。亀頭でGスポットをコネくり回し、カリの部分でこそぎ取るイメージだ。
クリトリスとGスポットを同時に刺激され、ますます声を大きくするマイカちゃん。
電マの振動がチンコにも伝わり、実に気持ちいい。
徐々にピストンの速度を上げ、電マを「強」状態に切り替える。
「も、もう、駄目っ! ま、またイッちゃう!」
「お、俺もだよ。こ、このままイクよっ!」
ふぅ。
大量のザーメンを吐き出した後もピストンを継続。その結果、10数秒ほど遅れる形でマイカちゃんも頂点に達してくれたようだ。
その後しばし余韻を味わってからチンコを引き抜く。
マイカちゃんは息も絶え絶えといった感じで仰向け状態のままだ。
このまま股間を晒しているのは可哀そうだと思い、掛布団をそっとかけてみる。
「しょ、ショーイチさん」
「ん?」
「し、しばらくこのままでいていいですか?」
「もちろんだよ。俺も横になるからふたりでしばらくまったりしていようね」
「はい」
きっとすぐに動けないくらいグロッキーなのだろう。ここで言葉をかけるのは野暮というものだ。
彼女の隣で仰向けになり、筆者もまったりとした心持ちで身体を休める。
その後30分くらいまどろんでから帰り支度を始めることに。
マイカちゃんはシャワーも浴びずに着替え始めた。シャワーを浴びる体力も残っていないのか? 少々不安になってしまった。
「シャワー浴びなくていいのかな?」
「はい。別に汚れてませんし、外が寒そうだから」
「うん。この季節は本当に辛いよね。俺も家に帰ってからシャワーを浴びるよ」
どうやら心配しすぎただけのようだ。
その後連絡先を交換し、再会を約束する。
ホテルを出て駅の改札口まで彼女を送り、無事にデート終了となった。
マイカちゃんと再会できる可能性は五分五分といったところだ。
もし再会が実現したら、また電マが備え付けられているラブホテルを選ぶべきだろう。
その事を忘れないよう、LINEの彼女の登録名を「マイカ(電マ)」と変更したのだった。
(文=所沢ショーイチ)