「だ、駄目っ」
「ん? もしかして痛かった?」
「そ、そうじゃなくて、これ以上はベッドの上でお願いします」
チッ!
あわよくば湯舟に浸かりながらクンニやフェラも楽しみたかった。さらに場合によっては挿入まで持ち込みたかった。
だが、こうもはっきり拒絶されたら大人しく引き下がるしかないだろう。
渋々ながら混浴プレイを終わらせ、ベッドルームに戻る。
「じゃ、カスミちゃんが仰向けになってくれる?」
「はい」
「痛いことや汚いことは絶対にしないから安心してね」
「フフ、やっぱり遊び慣れてるって感じですね」
「誤解だって。ただカスミちゃんに気持ち良くなってほしいだけなんだから」
「は、はい。それじゃあそういうことにしておきますね」
セックスの直前だというのに笑顔を見せるカスミちゃん。ふたりの距離がだいぶ縮まったということだろう。
濃厚なディープキスを堪能してからオッパイ愛撫に取り掛かる。
うーん、いまいち!!
シャワー前に味わうことのできたメス臭やメス味がほとんど消えていた。あの強烈な匂いと味を知った後ではなんとも物足りない。
渋々といった感じでオッパイ愛撫を続けた後、クンニの体勢に移行する。
やはりマン臭はゼロだった。さきほど念入りに彼女のマンコを洗ったのは失敗だったのかも?
気を取り直して本気クンニを叩き込むことに。
クリ舐め、Gスポット攻め、両乳首攻めの3か所同時攻撃を始めると、数分もしないうちに絶頂に達してしまったカスミちゃん。
脱がせ合ったり、混浴したりとさんざん恥ずかしいプレイをしてきたので、彼女のエンジンがいい具合に温まっていたのだろう。
しばし彼女に余韻を味わってもらってから、「そろそろ入れるね」と声をかける。
しっかりとコンドームを装着し、正常位で挿入開始。
キスしながら徐々にチンコを押し進め、根元まで入れ終わったところで一旦動きをストップ。
心の中でゆっくり30秒数えてからスローピストンを開始する。
「しょ、ショーイチさん、か、固い!」
「ん? もしかして痛いところに当たってるの?」
「そ、そうじゃなくて…。固くて気持ちいいです」
「じゃあ、もっと色んな角度で試してみようか?」
「え?」
「今よりもっと気持ちいい角度があるかもしれないでしょ?」
「は、はい」
「あ、カスミちゃんはそのままでいいよ。俺のほうで角度を変えてみるからさ」
上半身を起こし、チンコの侵入角度をアレコレ変えながらピストンを繰り出す。上側を突いたり、最奥を突いたり、アナル側の壁を突いたり…。
一通り試してからカスミちゃんに確認してみる。
「どれが気持ち良かった?」
「ぜ、全部です。どれも気持ちいいので選べません」
「俺もだよ。どの角度でピストンしても、滅茶苦茶気持ちいいよ」
「ほ、本当ですか?」
「うん。でも、ゴメン。そろそろ限界かも」
「は、はい。いつでも大丈夫です」
「ありがとう。それじゃあちょっとだけ早く動くね」
カスミちゃんの腰を両手でがっしりホールドしてから高速ピストンを繰り出す。
ふぅ。
こうして大量の濃厚汁を吐きだすことに成功。射精後も数分ほど腰を振りながら余韻を味わうのだった。
その後、ふたり並んでベッドの上で仰向けとなり、感想を伝えあう。
「カスミちゃん、今日は本当にありがとう」
「わ、私のほうこそありがとうございます」
「色々恥ずかしいことさせちゃったけど、嫌じゃなかったかな?」
「さ、最初は恥ずかしかったけど、大丈夫でした」
「それなら良かった。ちょっとだけ心配してたんだ」
「フフ、優しいんですね」
「あぁ、でもちょっと残念だなぁ」
「え?」
「せっかくお風呂で温まったのに、寒い中を帰るのって憂鬱じゃない?」
「た、たしかにそうですね」
「ね、もし良かったら次はお泊りデートしてみない? お風呂に入ってエッチして、そのまま眠ったら熟睡できそうでしょ?」
「いいですね、それ」
「俺のほうはいつでも大丈夫だから、お泊りできるタイミングがあったら教えてね」
「はい」
「もちろん今日みたいに普通のデートでも構わないから、気軽に連絡してね」
「はい。そうさせてもらいますね」
その後、帰り支度の最中にLINEを交換することにも成功。
ホテルを出て駅の改札口まで彼女を送りデート終了となった。
果たして彼女とのお泊りデートは実現するのだろうか? 実現の暁には最低でも3回は射精したいものだ。
それと、カスミちゃんのメス臭とメス味を満喫するため、次回はシャワー前にクンニを仕掛けてみたいものである。
(文=所沢ショーイチ)