セックス体験談|女と男の駆け引き#3

「どう?」

 

 都さんが料理の美味しさを聞くような軽い感じで、そう聞いてくる。

 

「柔らかいです。ずっと触っていたいです」

「そう」

「ありがとうございます」

「男の人、好きだもんね」

 

 男の人、というのはゴミ箱に捨ててあったコンドームを使った相手を含めてでしょうか。そう聞いてみたくもなったが、それは胸を触ることの前ではどうでもいいことだった。

 

「はい。好きです」

 

 僕は素直にそう答える。都さんの胸は柔らかくて、僕を安心させた。そして感動すらしていた。都さんの胸に触れた。ここまでくるのに、本当に本当に長い1日だった。

 

「そう。好きなだけ触りなさい」

 

 都さんの言葉通り、僕は都さんの胸を揉み続けた。都さんは喘ぎ声も、感じるそぶりも一切見せず、ただただ僕に胸を揉ませていた。

 感じて欲しいとか、喘ぎ声を出して欲しいとか、もっと良いリアクションをして欲しいとか、そんなことは一切思わない。胸を触らせていただけることがありがたい。都さんに思うことはもう何もない。僕はただ胸を揉み続けた。

 真っ暗な部屋の中。手のひらから伝わる胸の柔らかさと、ほんのり温かい体温は僕を安心させた。その安心感は僕を暗闇から守るように広がり、包む。気づけば僕はぐっすりと、深い眠りに落ちていた。続く――。

(文=隔たり)

貯金ナシ、人望ナシ、彼女ナシの低スペック男でも、出会い系ならセフレが作れる! おれに初めてセフレができたので彼女とはできないド変態プレイをやってみた 望月あやか    この記事を読んでいる全ての男性に分かってほ


men's Pick Up

人気コンテンツ関連トピック