葛飾区の風俗:ソープランドとピンサロと星の数ほどの飲み屋【風俗23区】

いま、東京23区にはどんな風俗があるのか…。今回は葛飾区を探索!

「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又。帝釈天で産湯をつかい…」

 50歳以上の読者なら、このセリフでどんなドラマなのか、すぐにピンとくるはずだ。そう、今回は映画『男はつらいよ』でお馴染みの、葛飾区の風俗を探ることにする。

 

 寅さん映画でお馴染みのように、葛飾区は江戸川と荒川に挟まれた東京の最北西部にある街。北を埼玉県、東を千葉県に隣接し、南は江戸川区に囲まれた下町だ。最近は、自動車の葛飾ナンバーなんてのができ、足立ナンバーから脱却できて、ニヤニヤしている葛飾区民もいるに違いない(笑)。

 そんな葛飾区の歓楽街は、金町、亀有、新小岩あたりが主要。まずは北にある金町から見て行こう。

 金町は、京成電鉄とJR常磐線が乗り入れる住宅街。駅は小さく、昔ながらの飲屋街は残っているが、あまりハデな街ではないので、風俗も期待できそうもない。が、調べてみるとピンサロ1軒とソープランドが1軒みつかった!

 そこでハッと思ったが、実はこのソープ、筆者も10年以上前に一度遊びに行ったことがあったが、すっかり忘れていた。当時の印象では、部屋は狭くマットもないが、女の子は20代とまずまずの若さ。吉原まで行くのがめんどくさい金町男子が、地元で遊ぶには便利な店という感じだ。

 現況を調べてみると、料金は総額70分2万8000円で指名料なし。女のコは当時同様に20代が多い。吉原の若い子がいる人気店が80分2万6000円前後ということを考えると、飲んでヌイて歩いて帰れるなら利用価値は高いだろう。

 金町から常磐線でガタゴト揺られて隣の亀有へ。柴又が寅さんなら、亀有は両さんの街だ。40年間連載が続いた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、ギネス記録を打ち立てつつも、残念ながら連載終了してしまったが、両さん人気は今も変わらない。駅前はもちろん、神社の境内まで街のいたるところに両さんの銅像が建ち、ちびっ子からお年寄りにまで愛されている。

 もうひとつ、亀有で有名なのはラーメン屋、と思っていたら、なんと、ソープが2軒もあるらしい。ピンサロがあるのは知っていたが、ソープがあるなんて知らなかった。

 駅北口を線路の高架に沿って西に歩いて行くと、路地の角に『◯海老』が。そのまま高架を潜った先には『プレイ◯ール』というソープがある。なんでこんなところにソープが2軒もあるのかは謎だが、おそらく1980年代に開業した店が需要があってそのまま残っているのだろう。

 原稿執筆時点で『◯海老』は、諸般の事情でHPは準備中になっていたが、口コミでは総額50分1万6500円で女の子も若く、なかなか楽しめるようだ。一方、『P』の方は60分1万6800円、指名料1000円。女の子の年齢の表記はないが、写真を見る限りでは20代の女の子もいるようで場末感は感じられない。

 まったく、未だにソープが3軒も残ってる下町ってどんなだよと思いつつ北口に戻り、有名なつけ麺屋の裏側に回ってみると、そこにはフィリピンパブやスナックが並び、ちょっとしたゴールデン街風の路地があった。そして、その先には真新しいピンサロが! 並びには閉店したピンサロもあるが、そこは20年前に取材に来たことあがある店だった…。

 ソープにピンサロ…、てことは、葛飾区はなかなか楽しめそうな街ではありそうだ。続いて新小岩に行こうかと思ったが、せっかく北側に来たので、ついでに飲屋街として有名な京成立石をぶらりしてみることにした。

 居酒屋で有名な立石仲見世商店街を歩くと、シャッターが閉まっている店は多いが、夕方なのに開いてる居酒屋は客でいっぱい。さすが、のんべの街である。ちなみに、立石の街は飲み屋以外にはソープもピンサロもなく、健全な街だった。残念…。

 立石から電車、バス、電車と乗り継いで新小岩へ。筆者が学生時代の数十年前、電車で新小岩駅を通りかかると、駅の向こう側に当時のトルコ風呂の看板が見えたが、そこはどうなっているのか?

 ま、当然というか残念ながら、トルコもソープもなくなり、新小岩駅北口は綺麗に整備されて小さな飲食街、商店街となっていた。

 続いて新小岩駅南口へ。新小岩は4年程前には『出没!アド街ック天国』でも紹介された、安居酒屋や立ち飲み屋が並ぶ街で、人気の店は早くいかないと入れないほど。そんな居酒屋の多くが南口に集まっている。

 駅前ロータリーの向こう側には400メートル以上あるルミエール商店街のアーケードが見える。そのアーケードを抜けたあたりが、昭和の時代には赤線街だった街が残っている。

 新小岩駅周辺は、葛飾区と江戸川区が入り組んでいて、この旧赤線路地は江戸川区だが、新小岩駅周辺ということで葛飾区に分類させていただく。

 アーケードが切れてすぐの路地を右に入ると、細い路地にスナックが点々と続いていて、未だに妖しい雰囲気が残っているところがその路地。しかし、徐々に古いスナックは解体されて新しい建物に入れ替わり、時代の変化を感ぜずにはいられない。

 この路地はドラマ撮影などにも使われ、最近では高畑充希や新田真剣佑が出演した『同期のサクラ』で、新宿ゴールデン街にある行きつけの喫茶店という設定で使用された喫茶店がある。夜になると居酒屋からもカラオケが聴こえてくる情緒ある路地だ。

 

 そして、新小岩で最も妖しい場所が、駅から駅前ロータリーの先を右に行ったあたり。筆者も度々取材に来た一軒の風俗ビルがある。昔は本番エステやピンサロが入っていたが、今は概ね健全ではあるが、その実は入ってみないとわからない(笑)。

 そしてもう一箇所、駅を出てすぐ右手にある大きな飲食ビルの裏手にある細い路地。ここにも数年前には本サロがあり、今でも看板のない店に誘ってくる客引きが現れる。果たしてその先にはどんなことが待っているのか? 新小岩にはピンサロが4軒と、区内では亀有に次ぐ風俗タウンであり飲み屋街である。遊ぶときはぜひ飲む前にヌクことをオススメする。

【葛飾区で遊べる風俗データ】
ソープランド 3軒
ピンサロ   7軒
デリヘル  約55軒
メンズエステ 2軒
ラブホテル  8軒

(取材・文=松本雷太)

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