石垣島:マニアックな風俗の街・十八番街 ~ニッポンの裏風俗~ 

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十八番街のスナックのママたち

 

南国の住宅街に現れる熟女の街


 世の中にはマニアックな人がいる。かた焼きそばだけを食べ歩く人や、道に落ちている手袋の写真を撮り続ける人、ありもしない空想の街の地図を書き続ける人など、その内容は様々だ。そんなマニアの中には離島マニアという人もいて、島国ニッポンのさらに離島を渡り歩くのを趣味としている。

 平成の時代、旅先でたまたま出会ったその旅人に裏風俗街を教えてもらい、行ったことがある。石垣島にあった「十八番街」がそれだ。

 

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路地には妖艶な熟女が待ち構え、スナックに誘惑する

 

 沖縄本島から飛行機で1時間ほど、八重山諸島へのハブ空港であり港となっている石垣島に到着する。沖縄の離島の中でも比較的大きな島なので、ローカル感は否めないものの、頭の中にあった「離れ小島」というほどの絶海感はない。

 しかし、島の中心部にさえ高いビルはなく、短いアーケードの商店街から一歩路地に入るとすぐに、沖縄独特のサンゴを積んだ外塀と琉球瓦の平屋の民家が並んでいた。果たしてこんな小さな町に風俗はあるのか?

 ネットで探してみると、当時ヒットしたデリヘルは1軒だけ。ソープランドやピンサロは当然ない。キャバクラはあったかどうか忘れたが、ロシアンパブがあったのは覚えている。そんな島にある裏風俗…。果たしてどんなところなのか興味がわかないはずがなかった。

 

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※写真はイメージです

 

 ある程度の場所は聞いたり調べたりするとすぐにわかった。そして、店の体裁もある程度は予想がついていた。たぶん、旅館だろうと。問題はどんな女の子がいるかだ。

 しかし、それもある程度の予想と覚悟はできていた。なぜなら、その前に宮古島のちょんの間旅館(※)を取材していたからだ。いや、正確に言うと入ってはいない。そこの女のコたちにお弁当を配達しているおばちゃんを偶然見つけて聞いてみると、「若くても40歳くらいさー」と笑いながら教えてくれたからだった。その時上がらなかったので、石垣島では絶対に上がりたいと思っていた。


『宮古島、ちょんの間旅館』


 20時頃、十八番街目指してホテルを出た。目印は、昼間に来た町の中心部から路地をまっすぐに行ったあたり。暗い路地を歩いて行くと、ボチボチとスナックや旅館のネオンが見えてきた。多分このあたりに違いない。

 

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十八番街にあった旅館(本文の旅館とは無関係です)

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