雑踏を抜けてラブホテル街に向かう途中、私は聞いた。
「じゃあ今、濡れちゃってるんじゃない?」
「えー、どうかなあ」
「だってムラムラしちゃってるんでしょ?」
「今日はエッチするつもりだったから、オナニーはしてないの」
「いつもどこでオナニーするの?」
「駅とかお店のトイレとか」
「誰かを逆ナンパしたりはしないの」
「えー、しませんよぉ〜。でも、前付き合ってたのは、バイト先の生徒さん」
「悪いモデルさんだ」
「だって、したくなっちゃうんだもん」
ラブホテルの部屋に入り、私はリンにキスをした。背の高いリンの顔は、ほとんど私の正面にあった。お互いに顔を傾けて、唇を吸い、舌を絡めた。さっきまで飲んでいたビールの味がした。
カーディガンとスカートを脱がせて下着姿にし、ブラジャーに包まれた乳房をつかむ。パンティの上から、指を陰部に沿って滑らせた。リンのあそこが湿っているのがわかった。
キスをしながら、ブラジャーの下に手を入れて乳首をつまむ。反対の手をパンティの中の入れると、ぐっしょりと濡れていた。クリトリスをいじりながら、
「いやらしいねぇ、グチャグチャじゃない」
と耳元で囁く。だってぇと、リンは腰を振りながら悩ましげな表情を浮かべた。
中指を膣にゆっくりと挿入すると、リンは気持ちよさそうに喘いだ。ブラジャーとパンティを脱がして、シャワーを浴びようと声をかける。するとリンは自分のカバンを探って何やら取り出した。
「これ、持ってきたの」
取り出したのは、真っ黒な男性器のバイブレーターだった。リンの目の前で勃っている私のものよりも、かなり大きかった。
私はリンの手を引いて、シャワーには行かずにベッドに寝かせた。リンの手からバイブレーター受け取り、まじまじと眺める。
私はセックスの時にオモチャを使ったことがほとんどなかった。バイブレーターがどういうものかは知っているが、使い方まではわからない。
黒光りしたものをまじまじと見ていると、リンが手にとってスイッチを入れた。ウインウインと音がして男性器がうねり出した。オモチャの亀頭を乳首にそっと当てると、気持ちよさそうにうめく。次にバイブをクリトリスに当てると、リンはびくんと体をのけぞらせた。
「どういうのが好き?」
「バックがいい」
私はリンを四つん這いにさせ、お尻を突き出させた。割れ目がぱっくり開き、お尻の穴がピクピクと収縮を繰り返していた。 私はヌメヌメとうごめく陰唇をペロリと舐め、膣の奥に舌を挿入させた。