――プレッシャーもあったんじゃないですか。
川上：めっちゃ怖かった（笑）。実は浅草ロック座で歌ったのも私が初だったんです。
――パイオニアなんですね。
川上：昔から人と同じことをしたくないタイプなんですよね。それが、いろんなことにつながっている気がします。人生すべて好奇心（笑）。まあ、何も考えずに飛び込むこともあるので、すっごく傷つくこともありますけどね。
――メンタルが強いタイプなんですね。
川上：強いかどうかはわかりませんが、イヤなことがあっても腐らないタイプかな（笑）。
――以前、お話を聞かせてもらったときには、「一生今の仕事を続けたい」とおっしゃっていました。それは変わらず？
川上：そうですね。今もAVやストリップ、映画の世界はずっと見ていきたいと思っています。
――各業界に身を置いて…ということですか？
川上：う～ん、どうなんだろう。もしかしたら、裏方に回っているかも。いや、それはないかな。う～ん。わかんない（笑）。
――いろいろ葛藤があるようですね。異なるジャンルで活躍するというのは、本当にいろいろな苦労があるのだと思います。
川上：これまで「やったことがないことをやる」っていうのを貫いてきたので、それは変わらないと思います。真摯に取り組んでいれば、いろいろな道が拓けるのかなと。今はいろんな意味でターニングポイントって感じがしているので、浅草ロック座の舞台に立ちながら悩んでいます（笑）。今回の演目では、「自分と向き合うこと」もテーマにしているので。
――では、その日の感情によって踊りの内容が変わりそうですね。
川上：ストリップは初日から中日、楽日までに公演内容が変わるって言われますけど、今回は特に変わりそうです。
――公演後には、ひと皮剥けそうな感じですね。
川上：そうですね。
――では、そろそろ舞台に立つ時間のようなので、最後に今回の公演の見どころをお願いします。
川上：今回は「希望」を届けたいと思っています。私のステージでは、どん底に落ちた女性が這い上がる姿を表現していますので、その力強さを感じてほしいですね。まあ、堅苦しい雰囲気ではないので、とにかく楽しんで気軽に見てもらいたいです。では、ステージに行ってきますね♪
今月20日まで浅草ロック座の舞台に立つ川上奈々美ちゃん。インタビューの最中にはキュートな笑顔を振りまいてくれたが、ステージではまるで印象の異なる大胆で妖艶な魅力を放っている。気になる方は、ぜひ浅草ロック座に足を運んでほしい！
（文・写真＝神楽坂文人／公式Twitterはコチラ）
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