アダルトグッズ研究所の実験室では、おたけ所長と助手の植野くん、アントニーくんが怪しい機械を修理中。溶接の光で目を傷つけないようにゴーグルをしているけれど、なぜか所長だけおかしいような……。今月は元気のない男性器をレストアするアイテムの魅力に迫る。
――今月は男性の勃起をサポートする「フェラリング」を研究しましょう。
植野 シンプルなグッズですね。
アントニー どう使うんですか?
おたけ 勃起したときのチンコの角度は体に対して垂直くらいになるだろ。しかし、この「フェラリング」は勃起したチンコと金玉の根元に装着することで、チンコの角度をアップすることができる。
植野 “元気”に見えるってこと?
アントニー ゴムの塊に穴を空けただけに見えますけど、本当にそんなふうになるんですか?
おたけ そう思うのは素人の浅はかさだな。まず、この「フェラリング」はフロントに傾斜をつけているのが最大のポイントで、穴に通した勃起チンコが理想的な角度で上を向くようにしている。また、伸縮性のある素材にチンコが締め付けられて血流が良くなるため、勃ちが弱めの人でもギンギンになるという逸品だ。
植野 いろいろ計算されているんやね。
おたけ 年齢を重ねて勃ちが弱くなった人にとっては救世主みたいなものだな。若い人だって反り返るほど勃起する人は少ないだろうから、いつもよりたくましさをアピールできる。女の子も「いつもと違う!」と興奮してフェラを楽しめること間違いなしだ。
アントニー まぁ、女の子もギンギンになっていたほうが、フニャってるよりうれしいだろうし。
おたけ (美人広報さんを見ながら)やっぱり、ギンギンがうれしいでしょ?
――自然な流れでセクハラしないでくださいね。
アントニー お酒を飲んだときとか、勃ちが悪くなるから使えそうですね。
おたけ 女の子と飲む機会が多い芸人にも薦めたいな。
植野 芸人はあっちが“元気”ない人も多いしね。
アントニー 筋肉をつけると性欲が高まるという話があって、ピスタチオの伊地知(大樹)さんも勃ちが弱くなってきたからジムに通っているって言ってましたね。
――芸人さんは精力的というイメージですけどね。
植野 いやいや、みんな情けないものですよ。
アントニー アスリートはすごいっていうじゃないですか。あらゆるジャンルのスポーツ選手と“体験”したという女の子の2人組から話を聞いたことがあって、ひとりは水球、ひとりは騎手が最強だったみたいです。
植野 それにしてもチンコの勃ちが悪くなるというのは悲しいやろうね。
おたけ 今はまだ大丈夫だけど、あまり考えたくはないな……ただ、年を取れば遊ぶのも落ち着くかもしれないけれど。
アントニー そんなことはないんじゃないですか? 昔、風俗店で掃除のアルバイトをしていたとき、店によく来ていたおじいちゃんが「足腰は立たないけど、チンコはめっちゃ勃つ」って話してた。
おたけ それは素晴らしいな。ただ、オレが「フェラリング」を装着したら、玉が竿を喰って大変だった。
植野・アントニー 玉が竿を喰う?
おたけ そう。金玉がでかすぎて、竿を包み込んでしまう。
アントニー それはウソでしょ。
おたけ ウソじゃないよ。言葉じゃわかりにくいから実際にやってみようか。
アントニー うわー、チャック外した……。
おたけ ほら、こうなるんだよ。
植野 あっ、玉が竿を喰ってる!
おたけ な、ホントだろ。こうやって実演することで、アダルトグッズをより深く理解してもらえるわけだ。
アントニー 確かに!
おたけ ということで、広報さんにも見せてあげよう。
――それはダメです!
(写真=斎藤大嗣/構成=丸山大次郎)
『フェラリング』発売/エーワン 価格/1,512円(税別)
ギンギンにそそり立つイチモツを見せつけながら、じっくりたっぷりフェラしてもらいたい。そんな男のロマンをかなえてくれるのがフェラ専用の「フェラリング」だ。フロントに傾斜をつけたフェラリングを根元まで装着すれば、あっという間に鬼反りチンポに大変身。伸縮性のある素材がアソコとタマタマを適度に締め付け、普通のフェラでは味わうことができない快感と射精感を与えてくれる。フェラリングがもたらすたくましい勃起は女の子とのエッチを変えてくれること間違いなし!
『A-ONE』
アダルトグッズの総合卸売メーカー。新商品開発から卸売り販売、マーケティング・サポートと、アダルトグッズに関するさまざまなニーズに応える。
公式HP〈https://www.a-one-tokyo.com〉
アダルトグッズ研究所
[写真左から]植野行雄(デニス/1982年、大阪府出身)、おたけ(ジャングルポケット/1982年、東京都出身)、アントニー(マテンロウ/1990年、東京都出身)の3人によって設立された研究機関。前連載から継続しておたけが所長となり、アダルトグッズの魅力を仲の良いハーフ芸人2人に教授していく。