【元デリヘル店長の回想録】世にも珍しい双子風俗嬢を講習した話 ~淫乱な姉編~

※イメージ画像:Getty Imagesより


 皆さんは双子の割合がどのくらいかご存じだろうか?

 厚生労働省の調べによると、その確率はわずか1%。

 さらに顔がそっくりに生まれてくる一卵性双生児の割合は0.2~0.4%とかなり低くなる。

 ただでさえ珍しい双子だが、さらに珍しいことに姉妹揃って風俗店に入店することもあるのだから驚きだ。

 今回紹介するのは、双子で風俗嬢として面接に来た姉妹のお話である。

【風俗嬢と体の関係~双子の姉・アキの場合~】


「店長、今回の面接希望者なんですけど…ちょっと珍しいんですよ」


 求人の担当を兼任しているスタッフが、少しウキウキしながら声を掛けてくる。

 彼は“早く見てくれ”と言わんばかりに、面接者の簡単なプロフィールを机の上に二枚広げた。

「ん? なんで二枚も同じ人のやつ出してるの?」

「違いますよ! よく見て下さい」

「んん…?」


 同じスリーサイズで同じ趣味…だが下の名前が違った。

「これ、マジもんの双子?」

「らしいですよ。これ、姉妹3Pコースとか作ったら売れそうですよね!」

「確かに! 面接の時に交渉してみるよ」


(双子の風俗嬢なんてかなり珍しい。これは良い話題になるぞ)


 そんなことを考えながら店長室に戻り、二人のプロフィール用紙を眺めていると、コンコン、と扉を叩く音がした。


あぁ、もう面接の時間がきたのか…。


「どうぞ」

「失礼します」「失礼します」


 二重に聞こえる挨拶を発しながら、扉から入ってきたのは茶髪の女性と黒髪の女性。

 化粧の仕方の差はあるものの、二人とも綺麗な顔立ちで、十分ルックスのレベルは高い。

 そこまで胸は大きくないが、モデルのように体は細く、多くの男性が好きそうな体つきだ。

 そしてなにより目を惹いたのは、この二人の類似感。

 服装や髪形、化粧は違えど、骨格や顔のパーツはほぼ同じ。

 ゲームで例えるなら、同じキャラクターの2Pカラーを見ているようだった。

(さすが一卵性双生児。本当にそっくりだな)


 私は二人を席につかせて早速面接を始めるのだった。

men's Pick Up