【元デリヘル店長の回想録】「だからお前はダメなんだ!」売れない風俗嬢たちの共通点

【本番や本強に敏感、別料金で本番に応じる】

 風俗店を利用するお客様の半分以上は、

“あわよくば本番がしたい”


 と考えている。そういったお客様を相手に、いかに上手く断るか、もしくは相手を転がせるかでキャストの稼ぎは変わってくる。

 稼げないキャストは、ここで過剰なまでに反発するケースが多い。


「はぁ!? 本番とかありえません!」

「ちょっとお店電話する!」


 などなど、その場の雰囲気を一気にぶち壊す様な言葉を平気で口にする。

 「そんなの本番交渉する客が悪い!」というのは、もっともな意見ではある。

 ただ私が言っているのは、

「本番交渉はルール違反」どうこうという話ではなく、それを利用してお金に繋げられるかどうかということだ。


 こういった話をすると必ず上がってくるのが、別料金で本番に応じるタイプの風俗嬢、いわゆる『円盤嬢』だ。

 彼女たちは、本番を交渉してきたお客様に、店舗には内緒で別途○○円で本番に応じるのだが、実は


この円盤嬢たちも稼げない風俗嬢の特徴だ。



 お金で本番に応じている内に、他のキャストにその顧客を取られるのは良くある話である。

 顧客にとっては、通常料金にプラスαを支払い続けるのは痛い出費であり、もしその料金より安くで本番ができるキャストが現れれば、そちらに流れてしまうのは当然のこと。

 結局、本番ができるという差別化のポイントを、目先の利益に走ってしまうことで、売れない風俗嬢の仲間入りを果たしてしまうのだ。