【ニッポンの裏風俗】日暮里の手コキ屋:焦れったくて悔しくて大嫌い、なのに大スキ


 ようやくそのマンションに到着しても、

 
「エレベーターでは、住民の方と乗り合わせないようにしてください。部屋の扉に☓☓の札がぶら下がってますので、それを確認したらチャイムを1回だけ鳴らしてください」

 
 部屋の玄関に入ると、目の前には自動音声の主であろう40代の男性が。

 
「それでは入会金とプレイ代の1万2000円をください」

 
 料金を支払うと、そこからプレイルームに入るまでの道のりが、永遠と思えるほど長かった。

 セーラームーンや城、アポロにフェラーリなど、一貫性のない多数のフィギュアが飾られた玄関でイスに座らされると、自動音声男が店のテーマやポリシーを説明するのだが、それが延々と続くのだ。

 クラブは創業約30年で、他の住民に迷惑かけることなく営業していること。横柄な態度をとったり、常連ぶったりしている客は、たとえ本当に常連でも出禁にすること。友だち同士連れ立ってくるのもNG。変な客が入会しないように、自分が受付していることなどをきちっと説明する。

 その間にも電話がかかってくると、面接を一旦中止して、例の自動音声風の声で案内しているのだ。

 
ひょっとしたらオレ、面談で落とされるかも?

 
 本番強要も乱暴な手マンもしてないのに入店拒否なんて、風俗ライターとして哀しすぎるわ…。

 そんなことも予想された約20分後、やっと別室のプレイルームの番号を教えてもらえた。どうやら合格したようだ。フーッ…。

 
「こんばんわー」

 
 小声で扉を開けてくれたのは、30代半ばの小柄で黒髪ショートヘアーの女性。キャミの下はノーブラだ。

 
「いらっしゃいませ。ここでシャワーを浴びて、バスタオルを腰に巻いたらリビングに来てくださいね」

 
 部屋はファミリー向けマンションの一室。脱衣所の壁には「肛門も洗いましょう!」と、可愛いイラスト付きの張り紙があった(笑)。

 ソープで股間と肛門もしっかり洗ってリビングに向かうと、そこには、L型のソファーが3セット置かれ、赤い照明が淫靡な雰囲気を作っていた。

 
※本サイト「メンズサイゾー」(https://www.menscyzo.com/)に掲載されているイラスト・写真・文章の無断転載を固く禁じます。

men's Pick Up

人気コンテンツ関連トピック