【ガチンコ素人ハメ撮り地獄変】エロを文化と勘違いするサブカル女


 この手の人間が大嫌いな筆者としては、仕事であってもファックしたくないので、編集長にサキの写真を見せて「この程度のレベルだとページ取れないですよね?」と訴えたのだが、編集長は「ほどよいブスでリアリティがあってよろしい」と何故か褒める。むしろ「ハメ撮りOKなライターなんていないから、体当たり取材で起用しよう。企画を考えておけ」とか言い出す始末。ライターの資質にハメ撮り可なんて項目はないのだけれど。

 ジャンキーの妄言に付き合うことには日々の撮影で慣れていたが、シラフなのに「エロはサブカル」とかほざく女と同衾はしたくない。しかし、図らずも上司のゴーサインが出た以上、掲載見送りという逃げ道はふさがった。

 仕方なくサキに連絡して撮影の流れを説明したところ、「普通のエロじゃつまらない」とか言い出した。どうもサキは、通常のハメ撮りではなく企画ネタがやりたいようだった。

 元々いつもより気乗りしない撮影だったので、ご破算覚悟で「24時間耐久で出会い系サイトで会った男とセックスする様を撮影しよう」と提案したところ、サキは何故か快諾。24時間も見知らぬ男にハメ撮りされることのどこにカルチャーがあるのか皆目分からなかった。

 携帯電話の写メで撮影してもらうことを条件にサイトに書き込みをしたところ、驚くべきスピードで応募が殺到。メールを送る連中は間違いなく人生のサブ(下位)に違いなく、そして、そこにカルチャーはない。

 コチラが繁華街のファミレスを基地として24時間ボンヤリしていた間に、サキは10人近い人間とファックした。24時間もふたりでくだらないことをやっていると妙な一体感が生まれ、企画終了直後には何故か感動の涙が流れた。多分、お互いひどく疲れていたのだろう。

 サキを帰した後にハメ撮り写真を整理すると、10人ほどいながら皆構図が一緒だった。まぁ、素人が素人を撮影したのだから当然のことではあるが、ページが組めないのでは写真がないのと一緒である。この企画にはすでに6ページ分が割り当てられていたので、今更「ボツ」とも言えない。写真データを切り貼りして何とかごまかそうとしたものの、どうしても1ページ余った。

 エロ本のカラーページを文字で埋めるわけにもいかず、サキをハメ撮りすることでしか誌面は埋まらないと思った。本人は「普通のエロは嫌だ」とゴネたが、「このままではページそのものがなくなる」と訴えたら渋々納得した。ハメ撮りであってもデビューは大事らしい。

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