【風俗都市伝説】本番行為をした者は100万円の罰金を請求いたします


 ネットが普及し、掲示板サイトが見知らぬ者同士の交流の場になり始めた頃、「あの店で100万円を払ってるヤツを見た」とか「俺は50万円で済んだ」といった会話が飛び交うようになった。であれば、都市伝説的に語られていた『本番罰金100万円説』もある程度の信憑性が…。

 当時を知る関係者に話を聞けば、“基本的には、本番行為を未然に防ぐための釘刺し”であることがほとんどだったという。また謝罪写真についても、スタッフの知人などがモデルになることが多かったそうだ。実際、20年ほど前、筆者も懇意にしている風俗店に頼まれて土下座のモデルをやったことがある。

 では、本番行為をしても罰金が払われなかったのかといえば、そうでもない。100万円という額はすぐに用意できるものでもなく、「あるだけ出せ!」で済むケースはまだいい。近くのATMまで屈強な店員が同行し、残額を確認されたうえで金を支払わされるシーンを筆者は見たことがある。

 何度も書くが、こうならないための対策はひとつだけ。本番行為をしなければいいのだ。そもそもヘルスというジャンルは、キャストのフェラや手コキで射精に導かれることが大前提で、そのテクニックこそが醍醐味でもある。そこが彼女たちにとってもプロとしての腕の見せどころなのだ。

 ところが、最近はその技術がなかったりもするし、お客さんを納得させるために自ら本番行為を仕掛ける者がいることも事実だ。中には強引にねじ込んでくる者までいる。

 最近『本番罰金』を唱える風俗店は少なくなっているが、その理由のひとつに、店側の脅迫と捉えられることがある。たとえ罰金の請求理由が強姦だとしても、誓約書を交わしたわけでもないし、音声データがあるわけでもなく立証しにくい。

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