【風俗嬢・処女喪失話】40歳シングルマザー…ロストバージンと父の面影


 その後は、前述したとおり、美奈代さんは高校卒業後に就職し、収入を増やすために風俗業界に転身する。

 
「風俗業界に入った時、私、媒体(スポーツ新聞や風俗誌)に顔出ししてたんです。お父さんに気付いてもらえるんじゃないかっていう思いもあって…。それほど会いたかった」

 
 そして、風俗業界に入って7年目、常連だった12歳年上のお客さんと恋に落ちて子供を授かった。彼女が本気で好きになった人は、ロストバージンを捧げた彼と、この夫のふたりだけだという。しかし、その夫はギャンブル狂だったこともあり、産後すぐに職場復帰。二人目の子供を妊娠中に離婚し、出産後に三度風俗業に戻ってくることになった。

 
「今は、娘たちのことを考えて顔出しはしていません。もうオバちゃんだしね(笑)。いい人が現れたら、ですか? う~ん…もう結婚はいいかな。父親のことはまだ引きずってるけど、私、一生ファザコンでいいか、みたいな(笑)」

 
 今でも美奈代さんは、シャボン玉が空中で弾けて消えるのを見ると、父親の面影と17年前の夏の日を思い出すという。
(文=子門仁)

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【女のコのデータ】
名前:美奈代
年齢:40歳
出身:千葉県
現在勤務するお店:池袋の熟女デリバリーヘルス
キャリア:20年(取材時:2017年6月)
相手:バイト先で知り合った男性
場所:ラブホテル

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