【Barしじみ】怪異蒐集家・木原浩勝に聞く“エロ怖い話”

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中学の頃、ふっと真夜中に目が覚めたら体が動かなくなっていました。 
 
あぁ…これが金縛りなんだ。と思っていたら、体中を人の手が触り始めたんです。ゾッとして夢だと決めつけました。 
 
でも、意識どころか体感がしっかりあるんです。姿は見えないのに手の感触がゴツくて、大人の男の人だってはっきりわかるくらい。 
 
それもただ触るというのではなく“女”の体を楽しむ様に撫で回してくるんです。 
 
私は中学生でまだ処女でしたから、男の人に触られたことがありません。だから、怖い気持ちから嫌だ!と思ってました。 
 
やがてその手は、胸や大事なところばかりを弄り出して…触るだけ触ると足元へ下がる様に引いて消えたんです。 
 
もう体中に鳥肌を立てたまんま目を覚ましました。 
 
こんな気持ち悪いの、一回だけよね…。 
 
ところが、その夜をきっかけに、その手はほぼ毎晩やって来たんです。 
 
そしてある晩、いつもなら触られるだけのはずなのに…その夜は違っていました。 
 
寝ている私の足首をグッと掴んで持ち上げると、布団ごとズッ…ズッ…と壁の方まで引っ張るんです。そして、壁まで来たかと思うと、私の下半身…お腹から下だけがズッと壁の中へ入ったんです。でも自分の両足は目の前の壁に着いたまんまなんです。

しじみ:えっ? つまり…正常位の体勢で、マンコだけが壁の中にめり込んでるみたいな状態ですか!?

木原:どストライクに言いますね(笑)。そう、それで全身は壁の外なのに下半身は壁の中で、お股を触られてニュッと挿入された。で、そのまま入れたり出したりを繰り返されて、嫌だと思っていながら気を失い、朝起きたら布団は壁にくっ付いていたそうです。

体験者が話したがらず、恥ずかしがるワケです。…ぐっしょり下着を濡らしていたそうですから。

そして、真っ先に気になったのが、“えっ、これで私処女を失ったの?”ということ。ところが、破瓜による出血もなく処女のままでした。パジャマはおろか下着も脱がされていないんだから、そりゃそうなんですけどね。でも、挿れられた感じは確かにあったそうです。体の中に違和感が残っていたそうですから。しかも、中に出された感覚もあったんだそうです。

しじみ:中出し!? まぁ、幽霊はゴム着けませんよね(笑)。

木原:そこ!? そこなの? とにかくそれが毎晩続くのって怖いし、嫌じゃないですか。でもここがまた不思議なところで、ずーっと続く内に気持ちよくなって…つまり、感じる様になっていったんですって。だんだん、怖さや嫌悪はどうでもよくなってきて“今夜も来てくれるんだ”って思うと、顔も見たことない相手だけど、いつしか求められるのが嬉しくなったそうです。

しじみ:恋ですね。女はヤると好きになっちゃうからな。

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