風俗嬢と言えば、みんなが期待するのは“ドロドロな人生ドラマ”でしょ♪ 風俗女子のリアル観察記録


■待機室でアヤシい電話を…

 昔、私がヘルスに勤めていた時のこと。少し前に入店した新人の女の子が、待機室で電話を始めたんです。この子というのが、素人系のお店にはちょっと雰囲気の合わない風俗ズレした独特の雰囲気の持ち主。お店の女の子の平均年齢からも5歳くらいお姉さん、業界歴も長いのか入店したばかりの店の待機室で匂いの強いタバコを吸い、共用の冷蔵庫にはビール、他に人がいても気にも留めずに着替えや電話を始めるという、スタッフを捕まえてなんで採用しちゃったのか問い質したくなるような子でした。

 この子が電話で話すのが、大声なので否応なしに聞こえてくるわけです。曰く「この前カシラから連絡あってさー、預かってた◯◯◯渡しに行こうと思ってたの! 今、結構サツのマーク厳しいから困ってたんだよね、ちょうどよかった。悪いんだけど下の子誰かアッチの部屋に寄越してよ」

 おいおい、なんの話だよ…関わり合いになりたくないから、通報されたくなかったら他所でやってくれー! 若い女の子たちは怯え、本当にスタッフを捕まえてなんで採用しちゃったのかを問い質す事態になり、話し合いの末、早晩退店していきました。

 
■人気のあの子のペットは

 お店の顔出し看板ガールちゃんっていますよね。以前勤めていたお店の看板ガールちゃんは、小さな顔にクリッとした大きな瞳、腰まで届く綺麗なストレートの髪に細く伸びる手足という、リカちゃん人形もかくやという子でした。

 でも、すごく可愛いのにランキング上位には上ってこない。雑誌やホームページには彼女の顔が並んでいて、お店の押しが足りないというわけでもなさそうなのにリピートが少ない。どうやら何かあるらしいと思っていたところ、ある日、お客様がポツリと教えてくれました。

 
「あの子のすごく可愛いからさ、ずっと憧れてて1回入ってみたかったんだ。実は、この前行ってきたんだけど、あの子、背中一面にスゴい鯉と龍の刺青入ってて。本気のヤクザみたいな刺青で引いちゃって、一度もデキなかったんだよね」

 
 ワンポイントタトゥーでも無理というお客様がいる中、和彫の龍がペット! なるほど、それは敬遠されるかもしれません。そんなことより、大きな図柄の和彫って結構高いんだよね?なんてことを思い、アルバムを見直しちゃいました。いやはや、プロフィールの写真にはまったく写ってないのにね。技術の進歩ってすごいです。

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