かつての新婚旅行の聖地が、大人の男こそ楽しめる“性地”に!?


 シャワーを浴び、その後ベッドに移動する。まずはディープキスから始まり、サオリさんの唇が徐々に降下し、乳首舐めを中心とした全身リップと続いた。そして、その流れからフェラチオに突入したが、彼女の舌づかいは百戦錬磨という感じだった。巻き付けてきたかと思えば、そのまま上下させられ、瞬く間に発射してしまった。

 時間が余ってしまったので、「もう1回、頑張る?」と促されたが、丁寧に断って熱海の風俗事情を聞くことにした。

 サオリさんによれば「正直なところ、忙しくない」とのことで、お店は観光客や社員旅行の客を見込んでいるそうだが、最近では両方とも少なくなっているそうだ。サオリさん自身は「旅館で働いていたけど、暇でリストラされて…。夫には、まだ旅館で働いていることにしてる(苦笑)」ということだ。なんでも、この数年で旅館の仲居さんから風俗に転身した女性が少なくないという。なんとなく、熱海の風俗事情が見えた気がした。

 サオリさんの「また熱海に来たら寄ってね!」という声に送られて、一旦宿泊するホテルへ。日付が変わる頃、昼間にサオリさんから聞いた、「最近はデリヘルが増えたから、それもヒマの一因よね~」という言葉がフと気になった。ということで、スマホでチェックすると、約15軒のデリバリーヘルスがヒットした。その中で、80分で15,000円と手ごろな価格の『A』というデリヘルに電話すると、20分ほどで派遣できるとのことだったのでお願いした。

 待つことキッカリ20分。スレンダーなボディと、ポテッとした唇が魅力的なマキさんがやって来た。年齢は30歳前後か。

 80分と時間はタップリあるので、まずは部屋に引かれた温泉で混浴を楽しんだ。彼女によると、熱海にデリヘルが増えたのは、この10年のことらしい。それまでは、昼間に訪れた渚町や、その近くにある連れ出しスナックが、その役目をしていたのだという。

 そう話すマキさん自身も連れ出しスナックにいたそうで、「うちの店みたいに連れ出しスナックがデリヘルに転身したところもある。許可を取っていれば安心だからね」と、酒焼けのハスキーな声で教えてくれた。デリヘルと連れ出しスナックの二毛作経営をしているところもあるそうだ。

 話の途中で、マキさんが「少し腰を浮かせていただけます?」と言ってきた。そして、いきなりパックンと潜望鏡フェラ。その勢いのままベッドへ。キスや全身リップはオマケ程度といった感じで、「コレが欲しいの!」とずっとフェラするマキさん。

 ポテッとした唇に20分ほど舐められた後、「そろそろフィニッシュにしましょう」と窓際に移動するマキさん。そして、ガラスに手をついて尻を突き出してくる。促されるままバックから…。熱海の夜景を見ながらのプレイは、また格別なのであった。

 ソープランドからファッションヘルスにデリバリーヘルス、それに連れ出しスナック…。かつての新婚旅行の聖地は、大人の男が楽しめる“性地”になりつつあると実感した。
(文=子門仁)

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