かつての新婚旅行の聖地が、大人の男こそ楽しめる“性地”に!?

 先日、二十数年ぶりに静岡県熱海市を訪れた。ここまで間隔が空いてしまえば、当然ながら当時の記憶はほとんどなかった。

 熱海といえば、日本を代表する観光地として栄えていたころの、新婚旅行の聖地というイメージが強い。現在は、海外旅行が身近になったことや、都内近郊に娯楽施設や商業施設が増えたこともあって、さすがにかつての賑わいはなかった。それでも、最近は“ネタとして”新婚旅行に熱海を選ぶカップルもいるそうだが…。

 とりあえず、まずは日本に現存する唯一の秘宝館である『熱海秘宝館』を目指すことに。熱海駅からは海の方に向かって坂道を徒歩で下る。途中で渚長という繁華街で腹ごしらえするつもりだった。

 繁華街を歩いていると、突然目の前に妖しげなピンクの建物が現れた。“いかにも”といったその建物は案の定ファッションヘルスで、熱海は風俗街としてノーマークだっただけに驚いた。ご時世的にデリバリーヘルスはあると思っていたが、それが店舗型の風俗店とは…。調べてみると、海沿いの渚町界隈にはファッションヘルスが3軒、ソープランドも2軒あった。

 ここは風俗ライターとしては体験せねば、ということで、海の目の前にあるソープランドといきたかったが、予算の都合でファッションヘルスに飛び込むことにした。“40分コースが大1枚でおつりがくる”価格のイベントを開催していたからだ。

 まずは、店内に入り指名パネルを確認する。在籍女性は19歳から30代後半までと、なかなか幅広い年齢層だ。割引サービスの関係で指名はできず、部屋に案内されると、そこに待っていたのは、いかにも普通の主婦といった感じのサオリさん(仮名)だった。

 彼女は32歳ということだったが、おそらくアラフォー世代だろう。それでも、温泉に浸かっているからかスベスベの美白肌はソソるものがあった。

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