外国人女王様専門SM店で調教されてみた


 それでも何とかなるだろうと、セーフ・ワードを決めようと話を振れば、「ナンヤ、ソレ?」と言い出す始末。ナンシーが結構ガッシリした体格ということもあり、身の危険を感じた筆者は「プリーズ、ソフト!」、つまり「優しくしてくれ」と言うしかなかった。

 多少の不安を抱えながらプレイは始まった。ボンデージ姿になったナンシー女王様は、射るような視線でコチラを見つめながら局部にタッチし、乳首を指ではじいたりと、ソフトな責め。

 続いて、四つん這いにさせられて、尻を蹴られた。もちろん手加減はしているのだろうが、尻の芯まで響くいい蹴りだった。思わず、「うっ!」と短い悲鳴をあげると、「ナニ、ハズカシイスガタ、サラシトンネン!」とナンシー女王様。ちなみに、顔面騎乗では「ウチノオメコ、ホシイ、イウテミィ!」だ。関西弁での罵倒・命令は、彼女のイントネーションもあって、どうしても笑いがこみあげてしまう。

 これまで筆者は、大阪のSM店で女王様に何度も調教されてきた。その際、カウンセリングの時は関西弁での受け答えだが、なぜかプレイになると標準語で進める女王様がほとんどだった。暗黙の了解なのか、とにかく不思議な話だ。ナンシー女王様とのプレイの最中、そういったことをフと思いだしていた。

 ナンシー女王様がプレイの時に使うセリフは、おそらく丸暗記だった。というのも、プレイが長引くほど、同じセリフを繰り返すようになってきたからだ。

 まぁ、それでもブロンドヘア―の女性に見下されながら「コノ、ブタヤロー!」と言われた時は、かなり凌辱されている感があり、鳥肌が立った。

 フィニッシュは、四つん這いにさせられて、背後から尻を叩かれながらの手コキだった。繊細にスナップを効かせ、なかなかのテクニシャンぶりを見せるナンシー女王様。そして、何度も「ブタヤロー!」と罵倒されながら調教は終了した。

 筆者が、SM系のプレイでのお約束「本日はご調教、ありがとうございました」と床に額をつけてお礼を言うと、ナンシー女王様は「オオキニ!」「キモチヨカッタ? ホンマニ?」と繰り返してきた。ブロンドギャルがコテコテの関西弁…このギャップ、クセになりそうだ。
(文=子門仁)

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