ピンク映画のミューズ・朝倉ことみインタビュー!! いかにして彼女は愛される存在になったのか ~『OP PICTURES+フェス』いよいよ開催~

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――台本と本番でセリフが変わることもあるんですか。

「基本的にセリフは一言一句変わらないんですよ」

――そうとは思えないほどセリフが自然で生々しい演技でした。

「『自然が一番難しい』と山内監督は仰っていました。たとえば、沖縄そばを食べながら喋るとか、日常的なシーンをお芝居で見せるのは難しかったですね。何度もリハーサルを重ねたんですけど、『本気で食べろ』と言われたのでテストから本気で食べたら、本番でお腹いっぱいになっちゃいました(笑)」

――食べるシーンにしても細部にこだわっている印象を受けましたが、かなり山内監督の演出も細かいんですか。

「山内監督自身が『俺は細かいから』って言っていました。たとえば、目線ひとつとっても、どうしてそっちを見たのか説明できないとダメなんです。観ている人は目の動きひとつで判断するから、その後のストーリーにも影響すると」

――ストーリーは夫婦の純愛をテーマにしていますが、お涙頂戴のメロドラマに堕していないのも良かったです。演技面でも皆さん自然でこれみよがしなところがなかったんですが、過剰な演技はするなみたいな指示はありましたか?

「ありました。大袈裟な芝居を山内監督が好きじゃないんです。基本的にフラットなほうが好きみたいですね。だから、分かりやすいお芝居はしないでほしいと。たとえば、分かりやすく泣かないでほしい、分かりやすいのはツマらないと。そんなの観ている側はシラケちゃうし、泣けるシーンでも堪えて頑張って笑顔でいるほうが切ないんだよみたいなことは仰っていましたね」

 

20160818OPMcyzo02.jpg※画像:『よみがえりの島』より (C)OP PICTURES

 
――完成した作品を観て、初めて理解できる山内監督の狙いってありましたか。

「ありますね。現場では難しいなと思って演じた部分も、仕上がった作品を観て、こういう風に演じさせたかったんだって。まだまだ自分は甘いなと感じることもありました」

――『よみがえりの島』の撮影期間はどれぐらいだったんですか。

「5日間で、そのうち3日間が沖縄ロケでした。『犯る男』が3日間だったんですけど、監督が『今回はゆとりを持ったスケジューリングで、じっくりことみんを撮りたい』って言ってくれたんです。だからカツカツってスケジュールではなかったですね」

――『よみがえりの島』は高校生でも観ることができますが、幅広い層に観てもらえるお気持ちはいかがですか。

「素直に嬉しいですね。観てもらえる人の幅が広がると、それだけ作品を知ってもらえるし、もうちょっとピンク映画を近くに感じてもらえるのかなって。私自身、ピンク映画に出るようになって、お休みの日にプライベートで劇場に足を運ぶようになったんです。やっぱり大勢のお客さんと一緒に映画を共有できるのは素晴らしいことですからね」
(文=猪口貴裕/写真=尾藤能暢)

 

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■『OP PICTURES+フェス』
8月20日(土曜)~9月2日(金曜)
上映館:テアトル新宿(http://www.ttcg.jp/theatre_shinjuku/
〒160-0022 東京都新宿区新宿3−14−20 伊勢丹新宿店 新宿テアトルビルB1
電話: 03-3352-1846

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