「性的な出会い目的で…」地下アイドルの解雇騒動、運営会社がファンに法的措置を検討


 同グループは大阪・日本橋にある専用劇場を拠点に「可愛くロック! 楽しくロック!」をコンセプトに2014年に結成。当初は苦しい時期もあったが、今年5月のニューアルバム発売をきっかけに活動を拡大させて人気が急上昇していた。グループ構成は研究生メンバーと選抜メンバーに分かれており、解雇された佐々木は3人しかいない選抜メンバーの一人だった。

 だが人気上昇中だったとはいえ、現段階では「地下アイドル」といわれるレベル。地下アイドル業界はファンとの距離が近いために「繋がり」が発覚することが珍しくなく、解雇騒動もたびたび発生している。ファンと友達感覚で接しているうちに恋愛関係に発展してしまうケースが少なからずあるようである。

 しかし、今回のケースで異例なのは「性的な出会い目的」で近づいたとされるファンを名指しし、運営サイドが法的措置を検討していることだ。

 これにネット上では「ファンを訴えるのは無理筋だろ」「いくらなんでも横暴」「損害賠償が認められたら大変なことになる」「繋がり目的のヲタには良い薬」などと賛否両論。展開次第では地下アイドルとファンの関係に一石を投じることにもなる。

 実はこれと似たような騒動は過去にも起きている。アイドルグループ「青山☆聖ハチャメチャハイスクール」(通称メチャハイ)からメンバーが脱退し、のちに運営サイドが「ファンとの交際が理由」と発表。さらにファンの実名を暴露したうえで、脱退したメンバーとファンを相手取って約990万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

 翌年1月に東京地裁は「異性との交際は幸福を追求する自由の一つで、アイドルの特殊性を考慮しても禁止は行き過ぎ」と運営サイドの請求を棄却。メンバーは「ファンと交際した場合は損害賠償を求める」などと定めた契約を結んでいたが、これも「交際禁止はマネジメント側の立場では一定の合理性はある」としながら「異性との交際は人生を自分らしく豊かに生きる自己決定権そのものだ」として賠償責任はないと判断した。当然、交際したファンについても賠償責任は認められなかった。

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