テレビやネットや街でイイ女を見かけると、筆者トコショーはまず「舐めたい」と思ってしまう。そう、ヤリたいではなく、舐めたいなのだ。
どんなマンコの味がするんだろう? どういう風に舐めてあげたら喜んでもらえるのだろう? クリちゃん派かな、それともGスポット派かな? といった具合にシミュレーションしてしまうのである。
その次に思うのが「イカせたい」だ。こんな不細工なオッサン相手でもイッてくれるのだろうか? どんなイキっぷりを見せてくれるのか? 妄想が止まらなくなるのだ。
そして3番目に来るのが「ヤリたい」という思い。筆者にとって射精はさほど重要ではないのだ。とにかく女性に優しくしたい、女性に喜んでいただきたい、女性にイッてほしい、女性に尽くしたいのである。
我ながらなんて健気なのだろう。もし筆者が女性だったら、絶対にこんな男とエッチしたいものだ。ただし、恋愛だけは御免被りたいが…。
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レス歴6年目の人妻です
こんなおばさんでも大丈夫でしょうか?
私は、42歳、子ナシの人妻です。
主人とは6年ほどセックスレス状態が続いています。
前はそれでも我慢できていたのですが、
最近は一人で慰めずにはいられません。
絶対に秘密を守ってくれる方と、お会いしてみたいです。
結婚している男性となら安心して会えそうですね。
場所は新宿か池袋あたりでお願いします。
書込み日時:3/2* 16:29
受付メール数 :0/15
♀レン
40代前半
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いつものように筆者愛用の出会える系サイト【ワクワクメール】をチェックしていると、「アダルト掲示板」でこんな書き込みに遭遇してしまった。
なんとも可愛そうな人妻さんだ。42歳だなんて、これからセックスの楽しさを享受できる年頃だろう。だのに、セックスレスだなんて、筆者としては放っておくワケにはいかない。
義憤に駆られ、さっそくファーストメールを書き始めた筆者なのである。
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こんにちは、レンさん。
都内のデザイン事務所でWEBデザイナーをしているショーイチ・45歳です。
偶然レンさんの書き込みをサイトで見つけちゃいました。
私もレンさんと同じ既婚者なんですが、もう何年もセックスレス状態なんです。
だから、ぜひレンさんにお会いしたくなりました!
とにかく女性に尽くすのが大好きなので、レンさんに喜んでもらえるよう全力で頑張ります!!
以上、検討してもらえたら泣いて喜んじゃいます!!
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こんな嘘八百のメールを送信すると、10分ほどで返信が届いた。そこからメールのやり取りをはじめ、翌日の夕方に池袋で待ち合わせすることになったのだ。
約束の時間より早めに到着した筆者は、道行く不細工ちゃんやおデブちゃんを脳裏に焼き付ける作業に取り掛かる。こうやってイメトレをしておけば、少々の不細工ちゃんが来ても可愛く見えてしまうからである。
しかし、そんな作業は無駄に終わった。
時間通りにやってきたレンちゃんは、なんとも品のある美しい女性だったのだ。あえて芸能人にたとえるのなら、エッセイストでタレントでもある阿川佐和子の若い頃といった感じだろうか。
ちなみに、筆者トコショーにしてみれば、現在62歳の阿川佐和子なんてものは余裕のドストライクである。テレビで彼女を見かけるたびに、エッチな妄想が止まらなくなるくらいだ。
そんなレンちゃんを目にし、途端にご機嫌になってしまうトコショー。頬の筋肉が緩まないよう軽く奥歯をかみ締めながら彼女に近づいていく。