「指1本でどうやって乳輪を隠すんだよって…」 着エロアイドルから芸能事務所社長に転身した植松やすかの業界マル秘話

※画像:『MUGEN 植松やすか』(06-眩~MUGEN~)より

 
──その事務所にいるときに「着エロ」の世界に誘われたの?

植松「いえ、最初の事務所はグラビア関係には弱くて、ぜんぜん仕事が決まらなかったんです。でも、自分としてはグラビアの世界に挑戦してみたかったので、まずは雑誌とかに出て売り込もうって考えてました」

──グラビアで知名度を上げていこうとしたんですね。

植松「それ以前に、アイドルの仕事だけで生活するのが大変でした(笑)。当時はライブがメインで、その売り上げがギャラでしたからね。バイトしながらじゃないと、とても生活できないレベルのお給料でした」

──本業以外にも仕事をしていた?

植松「もちろん! だって、地下アイドルのライブで稼げるのって微々たるものなんですよ。たとえば、物販で『チェキ』の撮影料をいただいても、それも事務所と折半ですからね。1枚500円~1000円の値段をつけていたんですけど、10人のファンに買ってもらえたとしても2500円~5000円。他のコのライブの時間がおしてしまうと、物販に使える時間が10分くらいしかなくて、そうすると2~3人しか買ってもらえるチャンスがない。ライブ会場までの交通費とかを考えると…」

──せつなくなりますね(笑)。

植松「当時は平日も土日も関係なく月に20本くらいライブをこなしてましたけど、よくて1日だいたい5000円くらいのギャラでした。いくらがんばっても月に10万円も稼げなかったので、内緒でキャバクラのバイトをやったりもしました」

──キャバクラのほうが稼いだワケだ。

植松「小さなお店だったんですけど、時給2500円とか3500円とか。指名があればもうちょっとお給料に反映されたかな。そういうことをやらないと生活できなかったんですよ」

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