“少女とオトナの狭間の魅力”に特化したデリヘル?

ThinkstockPhotos-86486824.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 先日、中国・四国地方の某県を訪れた時のことである。趣味と実益を兼ねたフィールドワークと称す風俗巡りをしようと、現地の事情通に「どこか、おもしろい店は?」と聞いてみたところ、『N』というデリヘルを勧められた。

 事情通の彼が自信満々なので、外さないだろうと確信はできたが、何がどのようにおもしろいのかは見当がつかない。だからといって、プレイ前にアレコレ検索してしまっては知り過ぎてつまらない。そんな時には、筆者は紹介してくれた人に「店名と電話番号だけ教えて! あとはプレイをするまでのお楽しみで!」と言うようにしている。

 そのポリシーのもと、最小限の連絡先をメモしてもらい、店に電話をする。けっこう人気があるようで、最速でも2時間後のプレイになるとのこと。それは構わないが、その店員が「当店のプレイ内容は…」と説明を始めたので、自分のポリシーを伝えたうえで、禁止事項だけを聞き、ホテルの部屋で待つことにした。

 90分後に一度、店から確認の電話が入り、30分後に派遣できるとのことだった。その後、筆者の前に現れたのは、制服を着た女の子であった。

 巻いた長い茶髪に長いつけまつ毛に瞳を大きく見せるコンタクトレンズと、かなりギャルギャルしい女の子。優樹菜と名乗った彼女は、そのルックスだけではなく、顔をジックリ見ると、かなりあどけないことが分かった。

 紹介してくれた事情通が「おもしろい」と指したのは、もしかしたら…と、一瞬、犯罪のニオイがよぎる。風俗は楽しむものであって、法を犯すものではないということも筆者のポリシーであるので、「年齢は?」と単刀直入に聞いてみる。「19!」と言うやいなや、筆者のズボンを下ろした優樹菜ちゃん。

 え? 即尺? 十代が? 制服で? そんな驚きが去来したが、彼女は小悪魔のような笑みを一瞬浮かべて、ペロリと亀頭先端を舐めた。そして、もう1回、ペロリ。さぁ、次はジュボジュボと! そういう流れであるが、さらに、もう1回、ペロリとして、「今度はココね、お兄ちゃん…」と乳首をペロリ。

 ペロリと軽く舐められるのは、なんだか、制服姿の十代の娘にジラされているようで恥ずかしいが、逆にそれが心地良くもある。しかし、筆者は気持ち良くなりたいので、もっとハードにお願いしたところ、
 
 
 
「ダメェ~! だって、ウチの店、“即ペロ”の店だもん!」
 
 
 
 とニッコリ。どうやら、『即ペロ』というのがこの店のコンセプトのようだ。たしかに、制服姿の19歳にはハードな即尺よりも、ペロリのほうが似合う。そして、予想できなかった分、けっこう刺激的に思えたのも事実だ。ちなみに、妹系というコンセプトなので、客を「お兄ちゃん」と呼ぶらしい。

 “制服を着た十代”というイメージが強いからか、先ほどのペロリと舐められた心地良さがと、耳に残る「お兄ちゃん」の声の余韻。なんだか“くすぐったい気分”なのは、なぜだろうか? その答えを確かめたかったが、「じゃあ、シャワー浴びようか、お兄ちゃん」と、はぐらかすように優樹菜ちゃんはバスルームへ消えた。

 「足をバスタブのふちに掛けて、腰を浮かしてもらえますかぁ?」と甘い声が湯気に反響して響く。言葉通りの体勢になると、ペロリと舐めてくる優樹菜ちゃん。いわゆる潜望鏡だが、やはり“ペロリ”なのか? そう思ったら、「もう制服を脱いじゃったから…」と、優樹菜ちゃんは奥までスロートするようにしゃぶ始めた。けっこう大胆だ。上目づかいには、さきほどまでの少女っぽさはない。つまり、裸になったら大人、ということか?
 
 そもそも19歳は微妙な年齢だと思う。未成年ではあるが子供ではないし、もちろん、大人にもなれていない。だからこそ、優樹菜ちゃんのような両面を持っている“今”に魅かれもするのだろう。

 ベッドに移ってからは、いたって普通のデリヘルのプレイだった。彼女が「お兄ちゃん」と呼ぶ以外は。そこで、フと思い、優樹菜ちゃんに「もう一回、制服着てくれない?」とお願いしてみた。そうすると、快くOKとなり、プレイ再開。

 制服の裾から指を這わせたり、シャツの上から胸を揉むと快感に顔を歪めるが、やはり、服装のせいで、どこかにあどけなさを感じてしまう。罪悪感もハンパじゃない。しかし、それが心地良かったりも…。フィニッシュは「お兄ちゃん、気持いい?」と聞かれながらのフェラだったが、制服を着たままというのは、何ともいえないものがあった。

 東京から遠く離れた地でのプレイだったが、内容、そして優樹菜ちゃんをいたく気に入ってしまった筆者。ということで、「近いうちに来るよ。そうだな、半年以内には」と彼女に伝えると、一瞬、顔を曇らせて「ごめんなさい…」と謝ってきた。そして、「うちな、来月でこのお店、辞めなきゃいけないんよ」と続けた。

 つまり、退店ということだが、風俗で働く女の子にはつきものである。でも、その理由が意外だった。

 「来月、二十歳になるんよ。うちの店、19歳しかいられないんよ」とのことだ。つまり、19歳に特化したデリヘルなのだ。教えてくれた事情通が「おもしろい」と言っていたのは、即ペロとココにあったのだ。ちなみに、「ぶっちゃけ、18歳や20歳の子もいるし、正直にプロフィールに書いてるけど、オープン当初は本当に19歳しか在籍していなかったんやって」と優樹菜ちゃんは教えてくれた。

 なお、事情通いわく、この『N』を20歳になって卒業する際には、本人に意思があれば系列店に移籍させてくれるとか。そして、あまりにも19歳にこだわっていたら、一時期、在籍する女の子が極端に少なくなってしまい、多少の幅を持たせたそうだが、そのコンセプトが斬新だったのか、19歳専門店というイメージが定着しているそうだ。

 このプレイから一カ月後、ホームページのプロフィール欄から、たしかに優樹菜ちゃんの名前が消えていた。20歳になった彼女ともお手合わせしてみたかったが、あの一瞬だからこそ…そう思ったりもした。
(文=子門仁)

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