連続ドラマ史上初の“ガールズラブ”を描く『トランジットガールズ』に考えられる不安要素

※イメージ画像:フジテレビ・番組イベント最新情報サイト「とれたてフジテレビ」より

 11月7日にスタートする新ドラマ『トランジットガールズ』(フジテレビ系/毎週土曜日23時40分~)。同作は、連続ドラマ史上初となる“ガールズラブ”がテーマになっているという。

 親の再婚により義姉妹となった2人が次第に惹かれていくラブストーリーで、妹役には女優の伊藤沙莉(いとう・さいり/21)、姉役にはファッション誌「ViVi」(講談社)で専属モデルを務める佐久間由衣(20)が抜擢され、ダブル主演となる。

 いずれも連ドラ初主演だが、伊藤は、2003年放送の『14ヶ月~妻が子供に還っていく~』や、2005年の『女王の教室』(共に日本テレビ系)などに出演しており、子役としてキャリアを積んでいる。昨年には、人気同名コミックの実写ドラマ『GTO』(フジテレビ系)の生徒役に起用された。一方の佐久間は、2013年からモデルとして活動し、今回がドラマ初出演で主演を飾ることとなる。

 同性愛に関するドラマといえば、2008年の『ラスト・フレンズ』(フジテレビ系)で、長澤まさみ(28)が演じた恋人からのDVに悩む女性に、性同一性障害の女性に扮した上野樹里(29)が好意を寄せるという描写があったが、それが本題だったワケではなく、同性愛の要素は控えめであった。

 それでも、ドラマ史上初めてレズビアンを本格的に取り上げ、全米で社会現象を巻き起こした海外ドラマシリーズ『Lの世界』(2004年~2009年)は日本でも大きな話題に。徐々に同性愛の認知度も高まっている中、日本初のレズビアンドラマ『トランジットガールズ』が、どのように描かれるかに注目が集まっている。

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