SMの女王様を本気で怒らせるとどのくらい怖いのか ~ナメた客への教育~



「そんな時は、客の靴下を部屋の外、つまり廊下に投げるの。それで“アンタ、女王様の犬なんやから取ってきなさい”って」

 もちろん、プレイ中だから全裸である。それでも、「ちょっとだけなら…」と廊下に取りに行こうとするM男。そして、ドアを開けた瞬間、レン女王様はM男の尻を思い切り蹴り、部屋の外へと追い出すのだ。最近のホテルは基本的にオートロックのドアである。鍵がないと外からは開かずに全裸で廊下に放置されるカタチになる。慌てた全裸M男は、当然部屋のドアをドンドン叩くが、レン女王様はこれまた当然ながらシカトする。

 さて、このような状況になった場合、人はどう行動するのか? 大抵の男が恥を忍んでフロントへ行くのだそうだ。レン女王様は、その間に荷物をまとめて部屋を出て行くのだという。ちなみに、レン女王様が廊下に投げるのは靴下のみ。その理由は、パンツやシャツだと股間を隠せるからである。

「でもさ、時折、チ○ポに靴下を被せているM男クンがいて…。そこまでして隠したいかって、思っちゃう。まぁ、そうさせてるのはウチやけど」

 さて、M男は責めてもらうことで快感を得るワケだが、時には『ガマン大会』に出場しているような者もいるという。つまり、責められていることが気持ちイイのではなく、“責められて耐えている俺が愛おしい”と自己陶酔してしまうタイプだ。

「そいつは、責めても“まだ効いてない”って顔で、ドヤ顔してくる。その時は、新人女王様の研修も兼ねた3P状態で、その新人の子に対して、ナメている感もあってさ…」

 なんでもそのM男は、アナルに太いバイブを突っ込んでも「全然、効かない」と言い出したそうだ。これでは新人女王様も困惑する一方であり、女のコによっては自信を喪失すしたりもするだろう。そこで、レン女王様は、その客をまんぐり返しの状態で緊縛。ベッドの脚に拘束して、身動きをとれなくさせた挙句に“あるモノ”を取り出した。

「口の中に入れるとスースーするミントのタブレットがあるでしょ? あれをウチらはエチケットとして持ち歩いてて、それをアナルを拡張して、肛門水責め用のジョウゴを使って入れた(ニヤリ)」

 しかも、その分量がハンパじゃなかった。なんと、2箱分たっぷり…。口の中が痛くなるほどの、あのタブレットをである。肛門を通り抜け、腸周辺に…想像するだけでうずいてくる。もちろん、その男は七転八倒したいところだったろうが、拘束されているため断末魔の叫びをあげるのみ。そして、そのミントタブレットを吐き出した。おならと同時に尻の穴から…。

「食べ物を粗末にしたらアカンって、ちゃんと今度は上の口から食べさせたけどね」

 そう嬉々として語るところが、生まれついての女王様気質であることを物語っているように思えた。なおその男は、その後ほかの女王様とプレイをするようになったが、間違っても「全然、効かない」とは言わなくなったそうだ。

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