すべてはつながっている…緊縛師・一鬼のこ、ロープアートの集大成となる個展『Red』を開催

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 真っ白なスタジオセットに天井ギリギリまで組まれた鉄製の足場。足元には、これから使われる数え切れないほどの赤い縄が山のように積んである。作品のスケールの大きさに改めて驚かされた。

 鬼のこ氏は、そんな真っ白なスタジオの中に、まるで頭の中にある絵をいきなり清書するように、その四隅にロープをくくりつけ、いとも簡単に中心でクロスさせていく。

 今度は縦方向に縄が入り、そこから長い時間をかけて徐々に、まるで生き物のように縄の三次元空間を生み出していく。気の遠くなるような量の縄を自在に使いわけ、命を吹き込んでいく鬼のこ氏には、まるで縄の神様が降りているような気さえしてくるから不思議だ。

 そして、鬼のこ氏と、多くのスタッフの結晶によって完成した「種」、「芽」、「成」、「枯」という、植物の生と死、そして再生を描いた4種類の作品。鬼のこ氏は言う。

「人間はひとりで生きているわけではなく、どこかしら人とつながっている。すべての人は、その連鎖の中でひとつのピースとして存在していると僕は考えています。今の時代だからこそ、本当の意味でのつながりが必要なのではないかと思うんですね。個展にきて頂いた皆様には、昔つながっていた人たちや物や出来事を思い出しながら作品を見てもらいたいです。そして、さまざまな命の犠牲の上で今の自分が成り立っていることを、もう1度考えてほしい」

 一鬼のこ氏の真髄ともいえるロープアートの集大成『Red』。その美しさと迫力をぜひ個展で味わって頂きたい。
(取材・文=菅野久美子)

 

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【一鬼のこ写真展『Red』】
入場無料。
フォトグラファー河本氏とコラボから始まり自分自身でもシャッターを切るようになった今までの未公開作品を含めた40点を店内の赤縄のインスタレーションと共に展示。
9月9日(水)19:00~20:00にはオープニングイベントを開催!
シークレットゲストとして大物アーティストをDJとして招待。
会場内のRED ROPEのインスタレーションとともに、その一部として同化したモデルである七菜乃さんの姿をカメラ付き携帯電話でのみ、お一人様1枚、記念に撮影する事が可能。
また、撮影した画像はSNSなどで拡散もOK。
公式サイトはコチラ

場所:神保町画廊
〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階
TEL/FAX03-3295-1160

 
菅野久美子(かんの・くみこ)
アダルト系出版社司書房を経てAV情報誌やホスト雑誌、女性週刊誌で活動。
現在フリーのライター。
著書に『アダルト業界のすごいひと』(彩図社刊)がある。
8月10日に2冊目の単著となる『エッチな現場を覗いてきました!』(彩図社刊)を発売。

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