“変わり種”風俗潜入! ×××クォーター風俗の実態


 ドアが開き、そこに立っていた“クオーター”は、目の覚めるような可愛い背の高い女のコだった。しかし、よく見ると…女装者だった。どうやら、ニューハーフよりも、より男に近い女装者なので『ニュークォーター』と呼ぶそうだ。目のさめるような…と思ったが、一気に酔いがさめた。

 ちなみに大まかに説明すると、『ニューハーフ』はカラダをイジり、プライベートでも女性として生活をしている男性のこと。『女装者』とは、普段は男として生活しているが、その中のひとときだけ女性の格好をする男性を指すとか。
 
 
 
「ご存じなかったんですか?」
 
 
 
 ユウちゃん…いや、ユウ君がさも当然という顔で言ってきた。ちゃんとメイクをしているのだが、見れば見るほど男に見えてくる。申し訳ないのだが、この時点でプレイをする気は失せ、「酔っていて勃たないみたい…」と女々しい言い訳をして話を聞くことにした。

 ユウ君は21歳。“最近、流行っているから遊び気分で…”と女装を体験したところ、その変身気分が楽しくてハマったという。ちなみに彼女もいるノンケであり、何度か彼女と『カップル女装』を楽しんだこともあるそうだ。
 
 
 
「女性の服を着ると、“女装モード”っていうんですかね? 自分だけではなく相手の性別も気にならなくなって…口紅を塗ればアレをしゃぶることができるんですよ」
 
 
 
 そして、楽しい女装をして小遣い稼ぎができるのならイイかと思って入店したという。ちなみにサービスは通常のヘルスと変わらないそうで、お客さんの中には彼のようなニュークォーターを目当てにくる人もいるが、半分は興味本位で、いざ女装者を目の前にするとフリーズしてしまい、結局何もしないでお話だけして帰る筆者と同パターンも珍しくないとか。

 また、ユウ君の場合は男性客だけはなく、「レズごっこをしたい」という女性客も3割ほどいるそうだ。いやはや…である。最近では、女装は趣味・カルチャーとして認知されつつあるようだが、果たしてこの『ニュークォーター』は風俗業界でも定着するのだろうか?
(文=子門仁)

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