「CM好感度ランキング」広瀬すず&有村架純が急上昇で新CM女王に前進! 一方で“不人気”ぶり露呈したタレントも


 一方、このランキングはタレントの「不人気ぶり」が浮き彫りになる側面もある。あくまで視聴者の「好感度」が基準のため、樋口や杉咲のように契約数が少なくても上位に入るパターンもあれば、逆に露出量が多いのにランクインできないケースもある。

 その代表格は一時期「ゴリ押し」といわれ続けた女優の武井咲(21)。ここ数年は「契約社数」で業界トップクラスを記録しているが、一方の「好感度」では圏外。武井はビデオリサーチが発表している好感度調査「テレビタレントイメージ調査」でも圏外が続いており、露出量と世間の人気がまったく比例していないようだ。産休に入る上戸に代わってCM女王の座を受け継ぎたいところだが、かなり世間の反応は厳しそうである。

 また、この傾向はAKB48グループ系も顕著だ。昨年の「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、AKB48の島崎遥香(21)が12社で3位、OGメンバーである大島優子(26)も同率3位、さらにはAKB48の渡辺麻友(21)が11社、小嶋陽菜(27)が10社と上位に複数のメンバーが食い込んでいた。

 ところが、今回の「好感度ランキング」では全員が圏外。といっても、昨年の同ランキングでは前田敦子(23)が4位、高橋みなみ(24)が5位、大島優子が6位、篠田麻里子(29)が7位、板野友美(23)が8位と大健闘していた。

 たった1年で全員がランキングから姿を消してしまったことになるが、何が起こってしまったのか。

「先日放送された『AKB48総選挙SP2015』(フジテレビ系)が高視聴率だったように、グループに対する世間の関心度はそれなりにキープしているようです。しかし、スキャンダルの頻発や複数のメンバーが消費者金融のCMに出演したことでイメージが悪化し、さらには個人単位の人気が落ちていることも影響して、CM好感度という観点では大きく後退している。あとは単純に世間が『飽きた』という部分も大きいでしょう。イメージを回復することなく無理に露出を増やしていれば嫌われる一方になっていくでしょうから、それがグループの本格的な凋落につながる危険性もある」(広告代理店関係者)

 いくら事務所のゴリ押しや業界の力関係で露出を増やしても、世間の「NO!」はかき消せない。その偽らざる声が「好感度ランキング」という形であらわれているといえそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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