ローラ・ともちん・北川景子…美女タレントに「寝起き写真」ブームのナゼ


「芸能人の『すっぴん写真』はノーメイクと言いながらナチュラルメイクを施した状態のものばかり。化粧しなくとも美しいというイメージ戦略や話題づくりの意図があったのでしょうが、さすがにネットユーザー側も『偽りのすっぴん』に飽き飽きしていた。そこでタレントたちは『寝起き写真』に目を付けた。寝起きはノーメイクというだけでなく、起きたばかりで顔がむくんだ状態というハンデも抱えている。それでも美しいとなれば、すっぴん以上の賞賛を得ることができる」(女性誌ライター)

 寝起き写真は急に降ってわいたブームというわけではなく、すでに海外で流行していたものだ。昨年夏に大流行した「アイスバケツチャレンジ」の要領で、指名された人が寝起き写真を撮るか寄付するかを選ぶ「寝起き写真チャレンジ」が同年秋ごろに欧米を中心に広まった。

 それをきっかけに寝起き写真をSNSにアップする行為が定着し、欧米のセレブカルチャーの影響が日本に遅れて伝わってきたという側面がある。さらには昨年12月に女の子の寝起き姿を集めた写真集『寝起き女子』(宝島社)が発売されるなど静かなブームとなっていた。

 すっぴんならまだしも、美女タレントの寝起き姿は家族や恋人でもなければ普通はお目にかかれない。貴重な素顔を見せてくれる「寝起き写真」ブームは大歓迎したいところだが、すっぴんブームと同じ落とし穴があるとも指摘されている。

「ほとんどの『寝起き写真』は薄付きのナチュラルメイクをしているように見えますね。もともと目鼻立ちのクッキリしているローラさんですら、完全にノーメイクかは怪しい。板野友美さんに限ってはあからさまにナチュラルメイクをしている感じですし、わざわざアヒル口までバッチリしている人が素直にすっぴんで撮影するとは思えない。藤原紀香さんもノーメイクと言い張るのは厳しい。そもそも女性タレントが写真をアップするのは営業やイメージ戦略の一環ですから、ウラがあると思った方が自然です。KARAのク・ハラさんだけはすっぴんのように見えますが、それはそれで『普段と顔が違いすぎる』『メイクで化けすぎ』などと批判されていますね(笑)」(前同)

 どうやら結局は偽物のすっぴんがあふれ、同じ結末になりそうな予感。それでも目新しさがあるうちは女性タレントたちがせっせと「寝起き写真」をアップし、イメージづくりに利用するのだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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