ライブで8年ぶり復活も先行きは…元極楽とんぼ・山本圭壱、テレビ復帰の障壁となる二人のキーマン

 極楽とんぼの山本圭壱(46)が19日夜、東京・下北沢駅前劇場で06年に不祥事を起こして以来の復帰ライブを開催した。応募総数1万6000件以上の中から抽選で選ばれた約100人のファンを前に、約70分にわたって6本のショートコントを披露し、8年半のブランクを感じさせずに大爆笑を巻き起こした。

 山本は自身の今後について「いつかピンでやるのか、二人でやるのか、みんなでやるのか分からないけど、二回目をやるかは明日考えます」とステージ上で語り、さらには「二人で何かやれたらいいな」と元相方の加藤浩次(45)の名前を伏せつつもコンビ復活をにおわせた。ウワサされていた芸人仲間の飛び入り参加はなかったが、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(41)らが花を贈っており、山本が明かしたところによると「欽ちゃん本人が花を持って来てくれた。俺は会ってないけど」という。

 06年7月、萩本欽一(73)が設立した社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」の遠征試合で北海道を訪れた山本は、飲み会で同席した当時17歳の女性から「酒を飲まされ強姦された」との被害届を出され、書類送検される事態に発展した。これをきっかけに所属事務所の吉本興業が山本の芸能活動の中止を発表し、責任を感じた萩本は球団の解散を示唆。同10月に被害者との和解が成立したこともあって解散は免れたが、萩本との間には非常に深い溝が生まれてしまったといわれていた。一部では「欽ちゃんが山本を許さないから芸能界復帰できない」との憶測もあったが、すでに萩本の怒りは解けていることが明らかになったといえる。

 であれば、山本の完全復活も間近のように思えるが、そう簡単にはいかない事情も見え隠れする。

「山本が復帰するなら吉本興業に出戻るしかありませんが、大崎洋社長のゴーサインがどうしても出ない。近年の吉本は暴力団との関係が原因で島田紳助が引退するなどコンプライアンスを重視しており、山本の復帰には否定的です。過去には同じく淫行事件を起こした板尾創路(51)が復帰したケースもありますが、当時とは状況が違いますし、板尾は吉本の大看板である松本人志(51)の強力な後押しがあったから戻ってこれた。山本は先輩よりも後輩に慕われているタイプでしたから、吉本内部に強い影響力のある人物からの後押しはない。また、吉本時代の山本は後輩のために幹部と衝突することが多々あり、もともと上層部にうとまれていた。吉本内部で山本の出戻りの機運が高まらないのは、それも大きな理由です」(芸能関係者)

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