男女の性器が歌い踊る…スウェーデンの教育番組の動画が危うく18禁に!


 YouTube側も多くの批判を受けて、一時はこれを「18禁」扱いする判断を下そうとしたようだが、番組制作側の猛烈な説得によりそれは見送られた、とイギリスのカーディアン紙(ウェブ版)が報じている。

 たしかに、子ども向けの教育番組が18禁のミュージックビデオを制作したなんてことになったら大問題だ。

 しかし、多くの批判がある一方で、Facebookのコメントの中には「体に当たり前のようにあるものに関する素晴らしい歌だよ」と番組側を擁護する意見もちらほら。

 また、日本国内において意外な援軍も登場。在日スウェーデン大使館が自身のFacebookページで、「スウェーデン国内で賛否両論あることは事実ですが、スウェーデンでは健康的な『自然の性』の知識に向けた教育の取り組みが行われています」とミュージックビデオをポジティブに解釈し積極的に紹介したのだ。

 この賛否両論が巻き起こる状況に対し、番組のプロデューサーは前向きに捉えている。

「賛否両論があるということは、この動画が社会にとって必要なものであるという証明なのだと思う」(カーディアンより)

 プロデューサーによると、ネットで先行配信されたミュージックビデオは、2月末にテレビ番組で放映されるという。その際、番組は性器を大フィーチャーし、子ども向けの教育番組にもかかわらず、番組は性器一色になるという。

 またミュージックビデオの作詞を担当したヨハン・ホルムストロムもガーディアンに対し気になる発言をしている。なんと、配信されているミュージックビデオのフルバージョンのシングル曲が定額制の音楽配信サービス「Spotify」で間もなく配信されるというのだ。

 ここまでくると、炎上商法ここに極まれり、といった感が拭えないが、本当に教育番組が18禁スレスレの炎上商法を企てていたとしたら、世も末だ。
(文=ツジエダサト)

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