AKB48のパンチラが話題も過去最低視聴率の『FNS歌謡祭』! 敗因はとんねるず!?


 港氏といえば、1985年から始まった『夕やけニャンニャン』から、現在も放送している『とんねるずのみなさんのおかげでした』まで、とんねずるとの関わりが深いことでも知られる。今回の番組でも両者の関係性は色濃く表れていた。

「放送前には、13年ぶりに出演するGLAYが話題になっていました。しかし、それ以上に業界内から注目を集めたのは、“とんねるずメドレー”でした。制作班が変わったことで、かなりバラエティ寄りの演出になるのではと、気になる関係者も多かったようです。番組としても、『嵐のマッチョマン』(1987)『炎のエスカルゴ』(1988)『ガラガラヘビがやってくる』(1992)の3曲を、今をときめくアイドルグループの、E-girls、ももいろクローバーZ、AKB48グループとコラボで披露するなど、かなり力が入っていたと思います。しかしアイドルに全身タイツを着せてはみたものの、若い視聴者に馴染みの薄い楽曲では、あまり盛り上がっていなかったですね。

 そもそも、とんねるずは同番組の大トリを務めたこともあり、昨年も出演している常連組ですから、今回の演出にも異論は出なかったのでしょうが…。ネット上には『今さら…』『ノリが古すぎ』といった感想が寄せられています。さらに、木梨さんが観覧席にいたメージャーリーガーの田中将大投手をステージに引き上げる、お得意の“連れ芸”を披露したことも、『またか…』といった印象を与えたようです」(芸能記者)

 気心の知れた港氏が指揮をとったことで、とんねるずも好き放題できたのだろう。しかし、音楽番組として純粋に楽しみたかった視聴者にとっては、彼らの暴走は余計な演出のように映ったのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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