有吉弘行、かつての勢いを彷彿とさせる“愛の暴走”で尾崎ナナを尻丸出しの豪快首投げ


「有吉さんは若手芸人の面倒見がいいことでも知られています。プライベートでは、よく食事に連れて行っているようですし、自身の冠番組で使いどころがあれば、必ず後輩芸人を起用しています。特に同じ太田プロダクションに所属する、トップリードやアルコ&ピースは、有吉さんの番組ではお馴染みですね。基本的に番組のキャスティングはスタッフが決めるものなので、直接有吉さんはタッチしていないでしょうが、ディレクターなどとの会話の中で、彼らの名前を出しているのだと思います。近頃では、有吉さんに対して、かつての勢いがなくなったという評価もあるようですが、こうした後輩への気づかいや彼本来の優しさといったものが出ているのかもしれませんね」(前出)

 理不尽に思える尾崎への対応も、有吉ならではの優しさだったようだ。ただ、有吉が暴走できるのも『ロンハー』だからだという声もある。

「テレビ・ラジオ合わせてレギュラーを13本持ち、そのうち冠番組は10本。まさに超売れっ子の有吉さんですが、メーンを務める番組では、どこか窮屈な印象があります。MCという立場からしょうがないといえますが、番組全体のことを考えている彼に毒舌王の影はありません。やはりゲストの立場とはキャラを使い分けているのでしょう。その点、『ロンハー』のメーンはロンドンブーツ1号2号ですから、有吉さんとしても自由に振る舞えるのだと思います。MCとしては、ゲストを盛りたてる姿が目につきますが、いちレギュラー出演者となれば、かつてのスイッチが入るのでしょう」(バラエティ放送作家)

 自身の冠番組ではゲストにスポットライトが当たるようにし、他人の番組に出演した際には、豪快な芸人として暴れまわる有吉。これだけ器用にキャラを使いわけられる芸人も珍しい。その器用さこそが、有吉の売れている秘密なのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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