秋元康、AKB新グループ構想を明かす一方で「引退」におわせる発言…時代の寵児が選んだ引き際のタイミング

1125akimoto_main.jpg※イメージ画像:秋元康のトーク「トークライブアプリ755」より

 AKB48の渡辺麻友(20)、高橋みなみ(23)、島崎遥香(20)らメンバー8人が24日、ラジオ番組「bayfm MEETS AKB48 9th Stage ~BEST OF AKB48~」の公開生放送に出演した。番組中、メンバーよりも話題を振りまいたのは、生放送の途中で登場したAKBグループの総合プロデューサー・秋元康氏(56)。新グループの誕生構想を威勢よくブチ上げる一方で、弱気ともとれる「プロデューサー卒業宣言」が飛び出すなど、真意を図りかねる発言を連発した。

 「27時間寝てない」という状態で現れた秋元氏は「ボーッとしてるから、思わぬことを言ってしまうかも。ペラペラペラオで」と語り、テンションが高い様子だった。それが影響して口がすべったのか、秋元氏は新たなグループ構想として「マニラ・台北・北海道・沖縄とか(を拠点とした新グループの話が)あって進んでいる」と発言。これまで北海道の札幌や台湾・台北での新グループの話はあったが、フィリピン・マニラと沖縄の構想は初めて明かされた。

 だが、ただでさえAKBグループは勢いが徐々に低下しているといわれ、さらなる新グループは人気が分散することで余計に凋落をまねくことになりかねない。にもかかわらず、国内と国外で計4つもの新グループ構想が動いているとは驚きだ。

「何の目算もなく新グループを増やすわけではないようです。秋元氏が東京五輪組織委員会の理事に就任したり、AKB48がASEAN特別首脳会議の晩餐会でライブを披露するなど、AKBグループは国や自治体に関連した仕事に注力している。このブランド力に目を付けた一部の地方自治体が、AKB新グループの誘致合戦をしているのです。全国的な人気になれば地元のPRになりますし、大きな観光資源にもなる。AKBグループの運営サイドにとっても、自治体が絡めばギャラのいい仕事が潤沢に舞い込んできますから非常においしい。また、台湾やフィリピンなどの東南アジアは日本カルチャーへのあこがれが強く、そのわりに日本のアーティストの進出が進んでいない。ですから、こちらも十分な勝算があるといえるでしょう。それだけでなく、日本発のカルチャーを海外に発信すれば、AKBグループが狙う2020年東京オリンピックの開会式や関連イベントに食い込みやすくなる」(芸能関係者)

 ポロリとこぼした発言の裏にも、これだけ用意周到な計算があるとは恐れ入る。日の丸がバックにつけば怖いものなし。まさにイケイケドンドン状態かと思いきや、秋元氏は意外にも番組中に「引退」をにおわせる言葉を発した。

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