大激戦のレコード大賞、本命不在の流行語大賞! 混迷極める賞レースの行方

※イメージ画像:『日本レコード大賞 50th Anniversary Vol.1:1959年-1984年』Independent Label Council Japan

 今年も12月30日に発表される予定の「日本レコード大賞」。この時期になると「今年は誰だろう」と気になるが、日刊ゲンダイは2014年の大賞選びを「例年にない大激戦」だと報じている。同サイトによると、これまでの大賞は毎年芸能界の実力者の“鶴の一声”で決まってきたが、今年に限っては本命候補の名前すら挙がっていないという。昨年大賞に輝いたEXILEは、現時点で史上最多となる4度の受賞をしており今年は難しいとされ、同じ事務所に所属する三代目J Soul Brothersを推す声もあるが「器」ではないと一蹴する。AKB48グループも来年に結成10周年を迎えるため、今年は控えるだろうと推測し、混迷する受賞者選びには関係者も頭を抱えているという。

 そんな状況の中で、日刊ゲンダイが大賞候補として有力視しているのが西野カナ。ライブの動員数やダウンロード配信などが評価されているというが、これを受けてネットユーザーたちは、「西野カナだったら驚く」「時代は変わったな」などと反応しており、大賞には「メイジェイさんだろ」「妖怪ウォッチに決まり」といった声が挙がっている。中には「該当者なし」というコメントもあり、関係者だけでなくユーザーたちも今年のレコ大に悩んでいるようだ。

「浜崎あゆみが三年連続大賞を受賞した2001年から2003年のころから、急激に一般視聴者のレコード大賞に対する興味は薄れてしまったように感じます。1990年代に入ってから視聴率の低迷は指摘されていましたが、それでも10%台後半は維持していた中、2004年と2005年には平均で10.4%と10.0%を記録し、一桁寸前にまでに落ち込みました。その後、数字は持ち直しましたが、2008年から2010年のEXILEの三連覇を機に、レコ大は業界内のイベントで、視聴者はその結果だけ知れば十分といった風潮が強まりました。そもそも日刊ゲンダイが指摘しているように、この賞自体が出来レースみたいなもので、多くの視聴者もそれに気づいていますから、楽曲どうこうではなく、『今年、業界が推したのは誰なのか?』という視線で楽しんでいる節もあります。そんな中にあって今年はデビュー15周年を迎えた氷川きよしが大賞と言われていましたが、元マネジャーに対する暴行事件が発覚し、書類送検されたことで、その芽はなくなりましたね」(芸能ライター)

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