話せばポンコツ、脱げばムチムチ…NMB48のムードメーカー・山田菜々の卒業発表に悲しみの声


 しかし、そんな“ポンコツ山田”も、ひとたび水着になると別の顔を覗かせる。ムチムチのボディと突き上がった上唇が妙にイヤらしく、妖艶な表情を作り上げる。口を開くとポンコツだが、グラビアになれば魅惑的なアイドルに見事なまでに変身するのだ。それは、かつて『どっキング48』(関西テレビ)で共演したケンドーコバヤシ(42)が、「めっちゃいい乳しとんねん」と絶賛するほどだった。ファンの間では「NMB48は脱ぐとスゴイ!」としばしば話題になるが、その意味するところは、スタイル抜群の山本彩と、この山田菜々を指すのだろう。

 “話せばポンコツ”“脱げばムチムチのいい体”このギャップに、多くのファンは魅了された。さらに山田はメンバーから「怒り担当」と呼ばれており、だらしないメンバーをしっかりと叱る一面もある。テレビ、雑誌、舞台裏、それぞれで異なる顔を持っている彼女は、まさにキャラクターの宝庫といえるだろう。

 そんな山田の卒業によって、NMB48も大きく変わるに違いない。どんなチームにも『軸』が必要だ。表だって目立ちはしないが、チームの中心になって雰囲気を作るメンバーは、ファンからも信頼され愛される。山田は、NMB48のトップには立てなかったが、影でチームを支えていた。年下のボケにしっかりツッコミ、天然キャラで笑いを誘う、“おもろかわいいNMB48”の、まさに『屋台骨』といえる存在だった。山田がいなくなれば、NMB48に大きな穴が開くのは間違いない。それほどの影響がありながら、なぜ彼女は突如卒業を発表したのか。

 山田は卒業の理由を「新たな目標に向かって旅立つ」と説明している。ある番組関係者は彼女の今後についてこんな指摘をする。

「山田の天然キャラは、あらゆる場面で通用しますよ。本当に予想だにしないことが起きますから。“持ってる”とはまさにこのことでしょうね。以前NMBを卒業した福本愛菜(21)はよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属しましたが、山田の場合はステージを決めつけずにマルチに活躍したほうがいいと思います。バラエティー番組、音楽活動、グラビアとしてはもちろん、女優としても味を出すのではないでしょうか? キャスターやレポーターとしてマイクを握らせても面白いかも。生放送は少し怖いですけど(笑)」

 “持ってる”山田が言う「新たな目標」とは何なのか、今後の動きに注目が集まる。今まで通りの彼女を見たいと思いつつ、「大阪でたこ焼き屋開くのが夢やねん!」というような“愛すべき”目標であれば、ファンの多くもきっと応援してくれるだろう。
(文=ozaki)

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