視聴率女王の米倉涼子とイタキャラ化した藤原紀香、かつてのライバルに逆転不可能な格差


 近年の紀香といえば、大きな話題になったのは先月に開設した新ブログくらい。それも「氣愛と喜愛で♪ノリノリノリカ」というブログタイトルで、すっぴん写真や入浴写真などを次々とアップするなど話題づくりに必死なのが伝わってくる。また、タイトルの「ノリノリノリカ」や記事内の「はらへりへりはらマンボ」といった記述に対して「イタすぎる」「言葉のチョイスがオバサン」などといった批判も相次いだ。また、一時は激太りが海外メディアにまで報じられるなど、自慢の美貌に陰りが見えたこともあった。

 本業の女優では、現在放送中のNHKドラマ『ボーダーライン』に出演し、来年の新春ワイド時代劇『大江戸捜査網2015~隠密同心、悪を斬る!』(テレビ東京系)も控えているが、一時期と比べると格が落ちてしまった感が否めない。

 かつては似たような評価だった二人だが、なぜここまで差がついてしまったのか。

「米倉の分岐点となったのは、04年に主演した松本清張ドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)。それまでのイメージを覆す悪女を演じきり、演技の幅を大きく広げた。それだけで満足せず、ミュージカル『CHICAGO』に主演し、演技力を高めたことも後の躍進につながりました。歌舞伎俳優の市川海老蔵との破局をきっかけに、恋愛にかまけず仕事最優先のスタイルになったのも成功の要素。一方の紀香は『自分をこう見てほしい』という意識が強く、殻を打ち破るような作品に手を出さなかった。演技力が成長することもなく、美貌だけを頼りにセレブ女優路線で突き進んできたが、加齢とともに次第に人気が落ちてきている。紀香のバックには“芸能界のドン”と呼ばれる大物業界人がいますが、それがかえって慢心を招いてしまったともいえるでしょう。今ごろになって親しみやすいイメージに変わろうとしているようですが、その手段が演技ではなくブログというのも悲しい」(前同)

 もはや逆転は不可能と思えるほど差がついてしまった二人。最近の紀香はブログの自画撮りに忙しいようだが、大女優への階段を着々と上っているライバルの姿をどう見ているのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

men's Pick Up