「まだまだ知らない性癖がある」“恋愛炎上強者”はあちゅうが語る女の性欲と恋愛術とは

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――先ほど女性の性欲には3パターンあるというお話でしたが、どういうときにそれがオープンになるんでしょうか?

は:「もうこれは生物学的な違いになると思いますけど、男の人って基本ハンターなので子孫を残すために狩りに行く立場じゃないですか。女性の場合は家で男性を迎え入れる立場で、守られて生きていくという部分があると思います。だから『この人、自分のことを守ってくれる』という安心感があったときに心を開きやすくなると思いますよ」

――相手の女性の性欲を湧かせるためには、まず心を開かせる。

は:「そこで『俺は頼れるよ』『守るからね』っていう男らしさのアピールが必要だと思います。最近は“女性の肉食化”とか言われますけど、やっぱり男の人から誘ってもらいたい、決定打は男性から、という女性がマジョリティだと思いますし」

――そんなはあちゅうさんの恋愛遍歴も、かなり変わっていますよね。自身のブログのファンと3カ月付き合ったなんていうのは序の口で、マンガ喫茶で出会って10分でキスした人と3年半交際、バスの中で出会った人と6時間後にキスしていたなど……。

は:「よく、恋愛観が男っぽいって言われます。先日、岡田斗司夫さんにも『普通、女子は恋愛に夢中になっていたら分析なんてできないから、こういう本は書けないよ。はあちゅうさんは、分析している時点で男っぽい』って言われたんですが、それはすごく身に覚えがあって。たとえば、普通の女の子って片想いが楽しいらしいんですよ。一方的に想いを寄せている部分も含めて恋愛をまるごと楽しんでいるから、キスするまでのドキドキがたまらないんでしょうね」

――その点、はあちゅうさんはキスまでの時間が異常に早いですよね。そこのハードルは低いんですか?

は:「低いです(笑)。私は好きになるとすぐにキスがしたくなるタイプで、むしろキスもしてくれないのにこの先の発展があるのだろうかって思っちゃいます。なので、そこのスピード感は確かに早いですね」

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――でも、キスを許すにも最低限の条件みたいなものはありますよね?

は:「顔がタイプなことと、向こうが強引であることですね。いくら私でも、さすがにこっちから迫っていくのは無理ですから(笑)」

――そもそも、マンガ喫茶のケースはどういうシチュエーションだったんですか?

は:「伊勢神宮にお参りに行って『クリスマスまでに彼氏がほしい』ってお願いしたんですけど、一緒に行ってた人たちが終電を逃して帰れなくなっちゃったので、私も一緒にマンガ喫茶に泊まることになったんです。そこでずっとマンガを読んでいたんですけど、明け方に雑誌コーナーに行ったらすごいイケメンがいたから、思わずジッと見ちゃったんです。そうしたらあっちに気づかれて『どこかで会いましたっけ?』って言われて。『いや、ないです』って言ったら『本当ですか? じゃあ携帯番号を教えてください』ってなって……」

――展開が早いですね(笑)。確かに強引な人のような気はしますが……。

は:「たぶん、私の目がハートになっていて『好き』っていう気持ちがダダ漏れになっていたんだと思います。こっちとしては、『伊勢神宮が遣わせてくれたイケメン』という思いもあったので。だから、とりあえず名前を聞いて、番号を登録して席に戻ったら、すぐに『俺のブースに来ない?』っていうメールが来ました。それで行ったらキスされたんですよね」

――ここまでもツッコミどころ満載ですが、そこからお付き合いに発展するのもすごいですよね。

は:「そのとき、私はあと20分で出なきゃいけなかったので、キスの後に『次、いつ会えますか?』って聞いたんです。そうしたら『今日の夜』ってことで、その日の夜に食事(編集部注:はあちゅうさんが提唱している、女性をオトしやすい「半個室L字」だったそうです)に行ったんですけど、彼、その夜までに彼女と別れてきてくれたんですよ」

――そもそも、彼女持ちだったんですか?

は:「3カ月付き合っていた子がいたらしいんですが、『あ、別れてきたから』って。私が『じゃあ、また会えるかな?』って言ったら『えっ? もう俺たち付き合ってると思ってた』って、向こうもけっこうスピード感がおかしい人だったみたいで(笑)。まぁ、私としては『ヤバい、これは完全に伊勢神宮のご利益だ』っていう感じですよね」

――それが、出会った当日の夜ですよね? じゃあ、交際開始までに1日ですか。

は:「いや、こっちは『今日はお持ち帰りされちゃうのかな』なんて思っていたんですけど、彼は愛知の自動車工場に勤めている人で『明日は朝5時から仕事だから帰る』とか言うんですよ。だから、そこから少しメールや食事を重ね、付き合うようになりました」

――じゃあ、その後は遠距離恋愛だったんですね。

は:「そうですね。彼は1歳上だったんですけど、正直私の年収の半分ぐらいだったんです。それでも好きなのは変わらないんですけど、彼はとにかく顔が良かったから、『原宿に服でも買いに行ってきなよ』と行かせて、スカウトされるのを狙ったり、ホストにしようと歌舞伎町の求人情報を見せたりしていました」

――平たく言うと、稼げる仕事への転職を勧めてたんですね(笑)。

は:「でも、彼は全然乗り気じゃなくて。そのうち、彼は家庭の事情で実家のある滋賀に戻ることになったんです。それで、『俺はもうずっと滋賀に住むんだけど、春香も一生それでいい?』って言われて……。私は仕事の関係もあるので『ごめんなさい、無理です』って答えて、8時間泣き通して別れました。最初の4時間はタリーズで、あとの4時間は電話で。最後の方は過呼吸になって辛かったです」

――チャラい出会いから、わりとドラマチックな別れになりましたね(笑)。

は:「私、一目惚れって運命だと思うんです。先入観も何もない状態で相手を見るわけですから。たとえば、一緒に仕事をしている人だと邪念が入るというか、“みんなが言うかっこいい人”がかっこよく見えたりとか、私の意志じゃないものが入ってくるんです。小学生のときなんか、それまで大好きだったタレントさんを母が『なんか、顔デカくない?』って言っただけで好きじゃなくなったりしましたからね。けっこうまわりの意見に左右されてしまうので、基本的に自分の見る目を信じていないんです。でも、そんな私が一目惚れして、相手も好きになってくれるなんて運命でしかないですよね」

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