「ドブス被害中」「クソババア」石野卓球が久保ミツロウに暴言で炎上、なぜか最後は大団円に


 また、電気グルーヴの初期の楽曲「ブス女 <B・A・S・S>」では、作詞・作曲を手掛けた卓球が「君はとってもブスだから 僕と一緒に歩く時には 僕の後ろを離れて歩け」などと歌い上げている。これらの表現の是非は別にしても、卓球のスタンスは昔から少しの歪みもなく一貫しており、久保を含めて彼を熱狂的に支持しているコアな女性ファンが多いのも事実。今回の騒動も「卓球とファンの戯れ」という見方をしている人も少なくなかった。

 そんな中、当の久保は15日深夜に卓球と電話したことをTwitterで報告。久保によると卓球の第一声は「やっと会えたね」だったといい、中山美穂と辻仁成のエピソードをネタとしてブチ込んできたようだ。卓球は久保をブロックした理由について「おすすめユーザーに必ず上がってくるから邪魔で何となく」と説明し、さらに「久保さんは美人ですよ、顔見たことないけど。考え方がブスっぽい」と微妙な言い回しでフォロー。さらに「勃起してる。二回いった」とも語ったという。それ以外にも話をしたようだが、久保は緊張していたせいか「後はよく覚えてません!」と綴っている。

 一方の卓球も「美人すぎる漫画家と生電話」とTwitterで報告。続けて「ミツロウでオナろう」と書き込み、一度はあきらめた自慰行為に挑戦する意欲を見せた。だが女性たちからの批判に懲りたのか、フォロワーからのコメントに答える形で「ブスとかババアって言うと怒る美女軍団がいるんで止めます」と、一連のやり取りに終止符を打つ発言もしている。

 どうやら結果的には、卓球と彼の熱狂的ファンの部外者からはうかがい知れない独特な関係性に沿った「大団円」を迎えたようだ。卓球を批判していた女性たちはハシゴを外されるような格好になったが、久保は自分のために激怒してくれた親友の能町と直後に会って「能町さんがいてよかった」と乾杯したことを明かしており、こちらの友情にも変わりはなかったようである。

 一応はキレイに収まったかのように思えたが、一部では久保が原作を手掛けるドラマ『アゲイン!!』(TBS系/22日深夜スタート)の放送と、電気グルーヴの25周年記念東名阪ツアー「塗糞祭(とふんさい)」の開催発表の時期が重なったこともあり、一連の騒動が「宣伝目的のヤラセだったのでは」との声も上がっている。だが、もし仮にそうであっても久保の卓球に対する愛情は疑いようがなく本物だろうし、それに暴言で応える卓球の変わらぬキャラクターも偽りのないものだろう。

 久保と卓球の両者共通のファンはハラハラしながら事態を見守っていたようだが、どちらかの肩を持ってもう一方を否定しなくてはならないような悲しい事態にはならず、胸をなでおろしているようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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