「私の向うところには誰もいなんです!!」 自己表現に命をかけるグラドル・鎌田紘子の脳内を再現した写真集『鎌田紘子大博覧会 唯美主義2014』

 
――なるほど、確かに最近はDVD撮影のついでに写真集も…という安っぽい写真集も多いですからね。ところで、この写真集の中には、収録する予定ではなかったが、鎌田さんからの強い要望で収録されたシーンもある、と聞きました。

鎌田:それはラスト間際に収録されている、半透明のワンピースに股間のチャックが付いている衣装で、股間のチャックを開けているカットがそうですね。これは、出すことができない股間を衣装で表現したかったんですよ。なので、パカっと開く、チャックを使いました。

――こちらに関しては、表現規制の限界にも挑戦しているんですね。

鎌田 スタッフさんたちは、ちょっと、引き気味で…(笑)。でも、アート的な感じでどこまでタブーに迫れるのか、というのを考えたら、このようになりました(笑)。だから、このカットがなかったら写真集は成立していないと、私の中では考えているので、どうしても入れたかったんですよ。

 あともうワンカット、スタッフさんたちから同じようにひかれていたのを、無理矢理私がわがままを言っていれてもらったものが、私が鏡の前でたくさんのカメラにさらされ、撮影されていて、ページをめくる度にどんどんカメラマンたちの前で脱がされていく…といったカットです(笑)。

――ぱっと見では、個人撮影会っぽい仕上がりですね。さすがにここまでサービスするグラドルさんはいないと思いますし、鎌田さんもそうだと思いますが。

鎌田:さすがにムリですね(苦笑)。このカットは私の妄想で、日常ではできないことだけど、こういうことができたらいいだろうなというものを具現化したんです。撮影会ならではの“活きているセクシーさ”を出せたし、お客さんにとっても自分にとっても“夢”のカットだと思います。

――ファンはもちろんのこと、このカットをセクシーで、グラビアアイドルとして、“双方の夢”とまで言い切れるのは、さすがに鎌田さんだからこそだと思いますよ(笑)。それにしても、表誌にもなっている全裸を花だけで秘部を隠しただけなのにオシャレで可愛らしいカットから始まり、森の中で佇んでいたり、動物を擬人化している幻想的でカッコいい風なカットがあるかと思いきや、一転して制服や水着などのベタベタな日常風景のエロ、また身体のライン、特に下半身の質感までくっきりのピチピチのボーダーの衣装を着てポップな感じを出しながらも、よくよくみると実は全カット超エロい! …的なまさに、博覧会というタイトルぴったりな、盛りだくさん感が凄いですね。本当にどれだけ鎌田さんの中にイメージあるのかわからなくなるほど幅広いシチュエーションで撮影されています。これに伴い、様々な場所で撮影されていますが、苦労がつきものだったのでは?

鎌田:本当にいろいろありました。例えば、白のガーターベルトのカット。写真集の中では、湖畔に佇んでいるんですけど、実は背景にある沼にも入ったりしているんです。この沼は底が深くて、どんどん沈んじゃいました。それにニオイもスゴイし、明らかに生暖かく水が腐っていて、藻とかぬるぬるしていて、何が居るかわからなかった。だけど私の主義として、求められたら仕事は何でも完璧にこなす!というのがあって、カメラマンさんから指示されたら、入るっきゃない!しかも、底なし沼…みたいなところで大変でした。 あと、ほぼ、もう少しで事件になるところだったんですけど…前半最初のところで、海で波に飲まれているカットは、リアルに溺れているんです。小さな入江で撮影したんですけど、沖の方に流れる潮ができていて、それにハマっちゃってガーンって流されました。助けに来たカメラマンさん含めスタッフたちも、すっごい流されちゃって、かなり遠くに行っちゃった(笑)。 
 

 
――いや、危ないですよ。笑顔の裏には何が隠されているかわかりませんね。次作があるならば、安全でキレイな風景のところで撮影するのをオススメします。

鎌田:ホント、そう。1冊のために死にかけました(苦笑)。あと、黒のランジェリーにスケスケのコルセットを着ているシーンも危なかった。流木に寝転がっているんですけど、ゴツゴツして痛かったし、股間の下に突起があったので、腕に力を入れないと滑って刺さりそうで(苦笑)。でもいろんなことがあったけど、撮影中に何度か死んだと思えば、大丈夫かな。

――改めて振り返ってみて、今回の写真集にしてもDVDでも露出が多いと思うんですが、そこに抵抗はありませんか?

鎌田:そう思う時もあるんですけど、露出に関しても自分で考えて、ここまでならできるという範囲内で行なっていることですし、強制されているわけでもないので。それに布の面積が小さければ売れるというわけでもなく、シチュエーションなど構成の巧みさこそが重要だと思っています。

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