『笑っていいとも!』終了でも燃え尽きず! 引退説を吹き飛ばしたタモリの今後

0404tamori_main.jpg※イメージ画像:『AERA 2014年3月31日号』朝日新聞出版

 先月末、タモリ(68)が長年司会を務めてきたお昼の番組『笑っていいとも!』(フジテレビ)が終了し、32年間の歴史に幕が下ろされた。4月1日からは後継番組『バイキング』(同)がスタートし、今まで放送されているのが当たり前だった『いいとも』の終わりを実感した人々が“タモロス”に陥っているといわれ、その衝撃は冷めやらない。

 先月31日に放送された最後の特番『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(同)は、明石家さんまやダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、爆笑問題らが出演して華を添えたこともあり、平均視聴率28.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)を獲得。一般ニュースや大手新聞でも最終回が取り上げられ、新宿のスタジオアルタ前に大勢の観衆が集まるなど、大フィーバーとなった。

 いまだ特番の裏話などがニュースを騒がせている状況だが、業界の関心は早くも「タモリの今後」に移っている。『いいとも』終了を契機に巻き起こったタモリブームに乗ろうと、業界関係者たちがオファーを出しまくっているというのだ。

 しかし、タモリは70歳を前にした高齢。さらには32年間で築いた財産も相当なものと推測されるため、カネで動くようなタイプではないようだ。

 発売中の「女性自身」(光文社)によると、タモリの『いいとも』出演ギャラは一回につき約200万円。今年度は少し下がっていたというが、年間にして約5億円になる。CMや特番、他局の番組を含めれば年収7億円近いといい、同誌の算出によると32年間でタモリが稼ぎだした合計収入は135億円だという。目黒区内の3億円の豪邸や伊豆に所有している約1500万円のヨットと約5000万円のクルーザーなど、その使い方もハンパではない。だが、それを差し引いてもあまりある莫大な資産があるのは明白だ。いくら世間の評価が爆アゲになったといっても、それに節操なく乗っかる必要はない。

 また、タモリの活躍を支え続けてきたのは個人事務所の社長を務める妻だった。金銭面は全て妻が管理し、タモリが気兼ねなく番組に打ちこめるように尽力してきた。だが発売中の「女性セブン」(小学館)によると、2年ほど前から高齢もあって妻が体調を崩しがちになり、ほとんど一人で出歩くことがなくなったという。今まで苦労を掛けた分、タモリは「これからは妻のために生きる」と決意し、 当分は夫婦の時間を大切にするのではないかと記事は綴っている。夫婦に子どもがいないこともあり、タモリの愛情は全て妻に注がれることになりそうだ。

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